また、杉原が持ち前の巨乳を強調した部屋着に着替えたように、鈴木と柳の2人も部屋着を披露したが、そこでも両者の違いはくっきり。2人ともワンピースという選択は同じだったが、ファッションモデルらしく可愛らしいブランドもののワンピースを着た鈴木に対して、柳のそれはいかにも安物といった雰囲気が滲み出ていた。
さらにプライベートでは、カメラが趣味で花や風景を撮ることが好きだと語る柳に対して、鈴木はなぜか「お兄ちゃん的な存在の男」が自宅に泊まったことがあると告白。番組の後半で、その男性が登場したが、渋谷系アーティストと名乗る人物は、「番号教えて」と書いてあるサングラスをかけた、いかにもチャラい雰囲気の持ち主だった。鈴木曰く、自宅に泊まったが何もなかったという男性との関係。男性も、鈴木との関係は否定したが、最終的に、「ワンチャンありかな」と発言。その言葉を鈴木は笑って受け流していたが、そんな余裕の態度から受ける印象は、彼女の私生活が奔放なのではないかということだった。
清純派だがガサツなアイドルと人気はあるがダメ男好きのモデル。ネット上では両者ともに「可愛い」と評判で、今後の活躍が大いに期待される。やはり今の時代、単に清純なだけとか人気があるだけではバラエティでの活躍は難しい。これだけ多くのタレントがいる中では、そうした土台に加えたギャップのある個性が必要だ。鈴木も柳もそういった点はクリアしているといえるだろう。しかし2人が2人とも順調に飛躍するとは限らない。今後の活躍によっては、鈴木と柳はバラエティ番組を目指す女性タレントのビジネスモデルとなるのかもしれない。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)