アイドルユニット結成については世間だけでなく業界の目も冷ややか。前述のテレビ出演も加護の過去のエピソードが中心であり、視聴者の関心事になるのは現在進行形のアイドルユニットではなく彼女のスキャンダル性だといわんばかりだった。
そんな中での盟友・辻との接触。ファンからは「当時のファンとしてはこれは素直に嬉しい!」「二人でステージに立ってほしい」といった喜びの声が沸いているものの、一部では「このタイミングってあざとすぎ」「ビジネス再会だね」「ツーショットでもちょっと距離感あるし、仲良くもなんともないんだろうな」などといった厳しい意見も数多く挙がっている。
「スキャンダルで多くを失った加護にとって、頼れるのはモー娘。時代の栄光のみ。本来なら後藤真希のようにモー娘。OGとして歌番組にでも出演し、注目を集めたいところでしょう。しかし、アップフロントはクビ同然で“出禁”になっていますから、そう簡単に取り入ることはできない。そういった裏事情があったため、辻のプライベートパーティで接触するという手段を取ったのでしょう。両者にとって話題づくりになり、辻は主な収入源になっているブログのアクセス増も見込める。双方のメリットが一致したうえでの再会ですね。写真では、ノリノリの加護に対して辻が若干困惑しているように見えますが、再会に至ったのは加護の猛烈なプッシュがあったためと漏れ伝わってきています」(週刊誌記者)
ビジネス的な魂胆がみえみえとはいえ、二人の再会によってファンは今後の展開に期待してしまうところ。だが「アップフロントが加護を許すことはない」(前出)といい、Wの再結成や加護のモー娘。OG参加は厳しいようだ。
かつては年少コンビとして人気を博した二人も今や既婚で立派な母親。片や辻はブログの“炎上女王”として君臨し、一方の加護は過去の未練からアイドルにこだわり続けている状況。その二人と「ミニモニ。」を結成していた矢口真里は不倫スキャンダルで業界追放状態。ほかの全盛期モー娘。メンバーも非常に浮き沈みが激しい。果たして、加護は再びアイドルとして成功し、まさかの大逆転をすることができるのだろうか。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)