どちらのテコ入れ策も、瞬発力はあれど持続力は期待できそうもなく、番組を盛り上げる抜本的な改革にはならないように思える。低視聴率のぬかるみから抜け出せず、迷走し続ける同番組に何か画期的な策はないものか。
「同番組でMC初挑戦となる坂上忍や、ウーマンラッシュアワーなどのいま勢いのあるお笑い芸人、そしてベテランの域に入りつつある雨上がり決死隊、若者の支持を集めているAKB48やEXILE、E-girlsと、これだけ話題性や人気のあるメンバーを取り揃えているにも関わらず、ここまで視聴率が取れないとはフジ側も予想していなかったでしょう（苦笑）。もはや人気コーナーの拡大や共演者の熱愛で取り返せるレベルではありません。かつてのフジテレビにあったような勢いと斬新さが必要かもしれませんね。
例えば、MCにふなっしーを起用して、前代未聞のゆるキャラMCを誕生させたり…。ふなっしーといえば今や経済効果が億単位とも言われていますからね。同番組には一度ゲスト出演していましたが、彼の持ち味であるトークスキルならMCも務まるのではないでしょうか。
または、曜日ごとの特色をもっと打ち出すのもアリでしょう。人気コーナーの『地引き網クッキング』に新たにさかなクンを投入して、より深く魚をクローズアップしたり、関口メンディーの小学校訪問企画には松岡修造を同行させて、生徒たちに熱い指導をしてもらうのもいいかもしれません。これぐらいのインパクトを持たせないと、打ち切り説がいよいよ本格化してくる可能性があると思います」（芸能ライター）
付け焼き刃な改善策ではどうにもならないほど窮地に追い込まれている同番組。コンセプトである「笑いと情報をとりホーダイ！」を叶え、持ち直せる日が来ることを願いたい。
（文＝サ乙）
