いくら何でも早すぎる!? AKB襲撃事件から数日でイベント警備員ゼロのワケ


 指原といえば昨年の「選抜総選挙」でトップ当選を果たし、今年の同選挙でも速報で1位になっている。2連覇を狙うAKBの顔のはずだが、その彼女に警備がつかなかったことに驚いた人が多かったようだ。また、事件4日前の21日には指原のTwitterあてに「(選抜総選挙で)2連覇なら、マジでぶっ殺してやろうか」といった殺害予告じみた暴言が書き込まれている。露出が多いだけに強烈なアンチも存在し、もし仮に何かあった時にターゲットにされやすいとも考えられる。

 当然、運営サイドが数名分の警備員コストをケチったとも思えない。それなのにAKBの中心メンバーである指原の警備を控えた真意はどこにあるのか。

「もちろん、目的は握手会イベントの早期再開でしょう。いくら危険が指摘されているとはいえ、握手会はAKBの収入基盤ですから、いつまでも自粛するわけにはいかない。音楽不況の時代にAKBが驚異的な売上を維持し続けているのは、CDに握手券や投票権を付けているからに他なりません。8月には握手券をつける予定だった新曲CDも発売されます。これに握手券がつけられない事態になったら、シングル17作連続ミリオンの記録も途絶えてしまう可能性がある。過剰な警備をしていれば、いつまで経っても再開ムードは生まれませんから、ファンや世間の過剰反応を打ち消すためにも警備ナシという判断になった。指原もAKBのトップという責任感があるでしょうから、危険を承知でそれを受け入れたのでしょう」(芸能関係者)

 テロに屈したくないという気持ちやビジネス的な事情は理解できなくもないが、まだ事件の記憶が冷めやらぬ状況では模倣犯が生まれる危険性は捨てきれない。何かあってからでは遅いのだから、有効な対策が見つかるまでは過剰といわれようとメンバーを徹底ガードした方がいいのではないかとも思えるが…。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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