これまでは男性がターゲットとされていた“ぶりっ子キャラ”だが、石原の場合はそれによって女性までをも取り込んだ。あざとさが感じられながらも、それすら許せるほど可愛いと言われる女優は珍しいのではないだろうか。
「いま、石原と同じく勢いのある女優として名前が挙がるのは北川景子(27)ですが、彼女の場合はキレイ系のルックスからは想像がつかない、バラエティ番組出演時のサバサバとした話し方や親しみやすさが良い意味でのギャップを生み、それが魅力になっています。逆に石原は、可愛らしい外見でそれに似合った可愛らしい話し方、そして時折本気で顔を赤らめたりするような清純さと、ギャップが皆無です。見た目通りで期待を裏切らず、男性にとっての理想の女性像を地でいくのが石原ですね。過去には何度も熱愛疑惑が取り沙汰され、“共演者キラー”なんて呼び声もありますが、そんな素振りはまったく見せず、とことん“かわいらしく無邪気でしおらしい”ままなので、世の男性の夢を壊さないんでしょうね。ここまでイメージを崩すことなくキャラが確立され、かつそれが人気につながっている女優は貴重です」(芸能関係者)
世間が思う自分のイメージを忠実に守るというのは、ある意味では女優として基本的なことである。なおかつ、劇的な変化や予想外の振る舞いがなければないほど、妙な心配をせずに安心して見ていられる。とはいえ、ギャップ云々ではなく、石原の可愛さがずば抜けているのも大きな要因だ。それだけで成立するほどの“最強の可愛さ”を持っているのが彼女なのかもしれない。
(文=サ乙)