「そもそも大泉さんが北海道で活動していたころから、多くの芸人さんたちとの交流があったそうですからね。代表的なのはとんねるずさんでしょう。彼らがどうやって出会ったのか具体的にはわかりませんが、大泉さんが東京に進出する前から、石橋さんが北海道に行った際には必ずといっていいほど2人は会っていたそうです。石橋さんがメインを務めていた『うたばん』(TBS系)や『みなさんのおかげでした』(フジテレビ系)などに大泉さんが出演していたのもそのためでしょう。だから番組の中でも、あれだけ息の合ったコンビネーションを見せることができるのだと思います」(前出・放送作家)
ナインティナインの岡村隆史(43)とも、かなり前からプライベートな交流があり、岡村が病気になった際はいち早く駆けつけたという大泉。先日放送した『ホンマでっか』の中では、「人間関係を気にするタイプ」と診断され、人に気を使いすぎる性格だといわれていたが、そうした人の良さが彼の交友関係の広さを作り上げているのだろう。幅広い人脈を持ち、さんまをも圧倒するようなバラエティ力を見せる大泉。今でこそ全国的には俳優としての活躍が際立っているが、彼こそが次世代のお笑い界を背負って立つ男なのかもしれない。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)