今やAV界も手に職、肩書き偏重の時代 「柔道整復師」という国家資格を持つ新人女優・渋谷美希とは

 年功序列、終身雇用が崩壊した現代において我が身を救うのは、身に付けた職か、はたまた手に入れた資格。そういう社会情勢を反映してか、昨今AVデビューする女のコたちもさまざまな前職や資格を標榜したりしている。

 ちょっと前までは、元アイドルや元芸能人、現役女子大生がAV女優の金科玉条だったと言えるが、昨今のデビュー組は少々違い、じつに面白い経歴を持っている。ちなみに、筆者が新人AV女優の肩書きが気になり始めたのは、元有名鉄道会社勤務という肩書きで2013年11月にデビューした紗藤まゆからだ。その後、同年11月デビューの人妻女雀士の雪菜、さらに元子役タレントの佐々木玲奈や、2014年2月デビューの元音楽教師の綾瀬なるみ、3月デビューの腐女子漫画家である浅倉ミアなど次々と発見し、仮にAV的な魅力とは直接的に関係なくとも蠱惑的な経歴をもつAV女優たちの世界にどっぷりハマってしまった。

 これはあくまで私見ではあるけれど、肩書きを持つ女の子の何がいいのかといえば、海の物とも山の物ともつかぬ暗中模索状態の新人AV女優のアイデンティティが、少なからずその肩書きからうかがい知れるからだ。見た目でオッパイがトンでもなく魅力的だったりするコであれば、その子が“それゆえに”どんなセックスを晒してくれるかに引き付けられるわけで…。もちろん、ネットに転がっているわけの分からない人物の裸に妄想を膨らませるというのもあるが、もしもそこに「教師」「漫画家」といった情報が加われば、妄想も一層膨らみやすくなるものだ。

 そんな折に見つけたのが、マキシングから5月16日にデビュー作『新人 渋谷美希 ~現役柔道整復師、国家資格所有者がAVデビュー!疲れきった男の身体を癒す為に業界へ舞い降りる!!~』を発売したばかりの渋谷美希だった。彼女は、前職というか「柔道整復師」という国家資格の保有者なのだという。

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