「一般人なら普通にするような会話で、天皇陛下や愛子さまを侮辱するような内容ではない。発言したメンバーたちも10代の子たちですから他意があるはずもなく、本来は目くじらを立てる方がおかしい。しかし、皇室ネタはネットが荒れる定番の話題。それをネット番組で公然と流してしまったことが炎上騒動につながった。メンバーどうこうよりも、スタッフの管理責任が問われる一件といえるでしょう。AKBグループは“五輪ビジネス”をはじめとした官公庁主催のイベントに進出している矢先ですから、そういう意味でも痛手になりかねない」（アイドルライター）
それほど悪意ある発言ではなかったはずだが、2ちゃんねる系まとめサイトが「HKT48メンバーが天皇陛下を馬鹿にして大爆笑→炎上ｗｗｗ」「HKT48のメンバーが天皇陛下をディス 皇室ネタで大爆笑『天皇陛下みたい（爆笑）』『愛子さま（笑）』」などといったタイトルで拡散したこともあり、ネット上の批判は強まる一方。下手すれば本当に保守系団体に目をつけられかねない状況になっている。
年端もいかないメンバーが多数所属するAKBグループは、不適切な発言が飛び出してしまうことも多々ある。テレビやステージ上ではない舞台裏となればなおさらだ。ステージ裏の生の声を届けるのは嬉しいファンサービスだが、炎上や批判につながることもあるだけに、見せていいところとダメなところをスタッフにしっかり管理してほしいものだ。
（文＝佐藤勇馬／Yellow Tear Drops）
