我々をエロスの世界に引き込み、股間を踊らせてくれる伝説のAV「イカセ4時間」シリーズ! 新たな傑作の予感!!


 「イカセ4時間」シリーズに話を戻せば、イカセコロシアムは登場せず、ただし女優が4時間ぶっ通しでスタジオの各部屋を移動しながらイカセられまくるという今に続く内容で作られた作品が、2007年12月にリリースされた『イカセ4時間 生中出しスペシャル ほしのみゆ』である。この頃はその他にも、鮎川なお、浜崎りお、浅尾リカなど、当時の人気女優たちが次々とこのシリーズに登場した。また舐めダルマこと齋藤修氏やまさにAV界の鉄人加藤鷹氏といったエロの鉄人たちは健在であり、彼らが繰り出すオモチャ責めイカセや拘束椅子プレイに他作品では見せないようなあられもないイキっぷりを見せる女優たちの姿に釘付けにされた。AVウォッチャーとしては、この作品群に当時は現在よりマイナーであったAVのエンターテイメントとしての可能性をかいまみれたことも嬉しかった。

 2010年代に入ってからの「イカセ4時間」シリーズも、2010年10月にリリースされた『復活イカセ4時間 藤井シェリー SUPERSPECIAL』を始め、成瀬心美、北条麻紀、麻倉憂、さとう遥希、つぼみなど、当代の人気女優たちが次々と登場というか4時間ノンストップイカセ撮影にチャレンジし、これまた単体女優の殻を脱ぎ捨てたご乱行ぶりを楽しませてくれた。僕としては、北川瞳や仁科百華、木下若菜といった人気キカタン女優の登場にも歓喜したものである。

0508ikase_tubomi.jpg※画像:『イカセ4時間 つぼみ』トップ・マーシャル

 とはいえ「イカセ4時間」シリーズで書いておかなければいけないのが神咲詩織だ。老舗デビューシリーズである「美神」の中でも「超美神」と名付けられた作品で、美少女単体女優としてAV界に登場した彼女がデビューから1年待たずして2012年1月『イカセ4時間スペシャル 神咲詩織』に登場。時に涙を流しながら本気でイキまくる姿も晒し、すでにこの頃には多少見受けられるようになってはいたが、美少女単体女優がハードイラマチオまでさせられる姿は、本当に衝撃的だった。ある意味、ハード志向が一般化した単体女優物のさきがけであったと言えるかもしれない。ちなみに神咲詩織は2012年11月『イカセ4時間スペシャル 神咲詩織2』というシリーズ2作目の主演作もリリースしている。

0508ikase_kanzakispe02.jpg※画像:『イカセ4時間スペシャル 神咲詩織2』トップ・マーシャル

 いまなぜ僕がこのように「イカセ4時間」シリーズに改めて注目しているのかといえば、それは5月にリリースされる『イカセ4時間スペシャル あかね志帆』を観たからに他ならない。『美神 サッ●ー日本代表選手の元カノジョがAVデビュー』で2014年3月にデビューしたあかね志帆が、デビュー3作目に「イカセ4時間」シリーズに登場し、ゲロさえ吐きながらハードイラマチオさせられつつ笑顔を浮かべる姿に、僕は神咲詩織の時以上の衝撃を感じた。そして僕は往年の「イカセ4時間」シリーズを観て感じたさまざまな衝撃と感慨を思い出したわけである。

 AVの歴史に深く刻まれたシリーズのひとつである「イカセ4時間」を、これを機会に貴方もいま一度楽しまれてはいかがだろうか。
(文=浅見光弘)

浅見光弘・プロフィール
果物系と呼ばれた古式ゆかしき某AV情報誌編集者として業界に携わり、ゆえあって今やひきこもり系ライターになっちゃいました…。

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