「Ask.fm」というサイトをご存じだろうか? 出始めの頃のmixiやTwitter、Facebookに比べると、爆発的ブームとはいえないが、今年に入って一部のインターネットユーザーから人気を博している。
「Ask」というサイト名からおわかりの通り、メインとなっているのは「尋ねること」。ユーザー同士で質問し合ったり回答し合ったりすることでコミュニケーションを楽しむのが目的となっている。TwitterやFacebookのアカウントを介しての使用も可能なため、その手軽さから今後も利用者は増えていくだろう。
Ask.fmのようなQ&Aサイトは、インターネット上にはすでにいくつも存在している。そういった意味では決して目新しいツールではない。にもかかわらず、Ask.fmが注目されている理由はどこにあるのだろうか? その答えは、どうやらTwitterとの連携がポイントとなっているようだ。
一般的なQ&Aサイトは、特定の人物に質問するというよりも、自分の質問に対して誰かが答えるというシステムが主流となっている。要するに、「誰でもいいから答えて」というノリだ。対してAsk.fmは、特定の誰かに質問するのがメイン。「○○さんに答えてほしい」というノリが新しいのだろう。
質問の内容は実にフリーダム。「好きな色は?」などの初歩的な質問から、「日米間のTPP交渉はまとまるのか?」などのお堅い系まで多岐にわたる。その中にはモチロン(!?)セクシャルな質問も。Twitterの通常リプライで、いきなり女性ユーザーに対して「乳首の色は何色ですか?」などと問いかけたらブロックされるのは火を見るよりも明らか。しかしAsk.fmを介してなら、匿名で質問を投げかけることが可能。乳首の色以上のセクシャルな質問もし放題なのだ。