“天使すぎるアイドル”橋本環奈のCD販売戦略に「えげつなさすぎる」との声


 イベントに参加したファンもネット上に批判的な意見を書き込んでおり、一部では「環奈ちゃん目当てで観覧に来たJKがCD開封してハイタッチ券を見て涙目になってました」という情報も。ただし、イベントではメンバー3人ずつ4レーンに分けられ、参加券に記載されたメンバーのいるレーンの全員とハイタッチできる方式になっている場合があるようだ。目当てのメンバーに当たる確率は4分の1になるが、列の割り振りなど運任せの要素が強くランダムなことには変わりない。

 ファンの矛先はランダム商法だけでなく、イベントの写真撮影が禁止されてしまったことも不満の対象になっている。橋本はファンが撮影した“天使すぎる一枚”がネット上にアップされてブレイクしたという経緯がある。いわば、そういったファンのおかげで今の地位があるわけだが、その恩をアダで返す行為だと批判されているのだ。

 こういった変化について、ファンからは「吉本興業が絡んだせいだ」との声も上がっている。橋本のブレイク後、吉本興業の関連レコード会社「よしもとアール・アンド・シー」がバックアップに名乗りを上げ、メジャーデビューシングルの発売やイベントの主催を一手に担っている。販売戦略が一気に広がった反面、その急激な変化がファンとの間に軋轢を生んでいるようだ。

「メンバーを選べるようにしてしまったら橋本だけに人気が集中し、他のメンバーに光が当たらなくなってしまいますからね。グループをバックアップするからには、橋本一人の人気で持っている現状を変えなければならないという意図もあるのでしょう。しかし、ファンにしてみれば急激に“商業アイドル化”してしまったことに困惑するのも当然。他のメンバーが橋本の人気に追いつくのも容易なことでなく、どうしても『橋本の人気で釣っている』という印象になってしまう。ファンの批判が高まっているものの、橋本の露出が急増して全国区のタレントになり、グループの注目度が上がったのは吉本の力が大きい。ファンの反感を買うことなく、グループの底上げができればいいのですが…」(芸能関係者)

 すべてはメンバー間の人気の格差が原因といえそうだが、同じ福岡を拠点とするHKT48がズバ抜けた知名度のある元AKB48・指原莉乃の加入で注目され、一気にブレイクしたという例もある。その時も急激なメジャー化に戸惑ったファンは多かったが、これは見方を変えればローカルアイドルからメジャーにステップアップする際の通過儀礼ともいえるだろう。全国進出を果たしたRev.from DVLが「天使すぎるアイドルがいるグループ」というだけで終わってしまうのか、橋本人気に乗ってブレイクするのか。今後が正念場といえそうだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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