去る3日、AKB48第5のチーム「Team8」がお披露目された。47都道府県から1名ずつ選ばれた47人のメンバーの平均年齢は14.4歳。最年長でも19歳で、最年少は12歳だ。実はその「ご当地」と「低年齢」というキーワードに、AKB48などグループを統括運営するAKS、さらにはAKBをバックアップする電通の「たくらみ」があるのではないかと、関係者は言う。
「ずばり、東京オリンピックです。6年後には最年少の子でも18歳になる。つまり、アイドルとしてのピークを迎えるのです。さらに47都道府県の代表が1つに集まれば、それは『日本代表』『日本の顔』として世界にアピールできます」
年齢のことはいいとしても、各都道府県のアイドルを勢ぞろいさせてグループを作るという企画コンセプトは、朝ドラ『あまちゃん』(NHK)に登場した幻のアイドルグループ・GMT47を想起させるが…。
「そのGMTは、完全にAKBのパクリです。だから、AKB総合プロデューサーの秋元康氏が今回“パクリ返し”をしたという説もありますね(笑)。ただ、今回AKB48の正式グループを初めて企業がサポートしているんです。それがトヨタ自動車です。今後、確実に縮小していく国内の自動車マーケットを広げるために、若者層に人気の高いAKBの力を借りたというふうにも考えられます」(前同)
確かに、今後は各地のトヨタ販売店でもメンバーを起用したキャンペーンなどを展開するようだ。
さて、話を東京五輪に戻そう。6月7日に行われる「AKB48 37thシングル選抜総選挙」に、今回誕生したばかりのTeam8のメンバーも立候補が可能となっている。お披露目イベントで早くも注目され、ネット上では「可愛い」と評判の岩手代表・佐藤七海(14)など一部を除いて、人気も知名度もない彼女たち。もちろん、上位に食い込むことなど夢のまた夢だろう。