「国立のスケジュールは4月、5月はいっぱい。現時点では5月25日のラグビー日本対香港が全競技最後となり、同月末のファイナルセレモニーで幕を閉じることになっている。しかし、解体は7月からですから、セレモニーをずらして6月にライブを開催するのは不可能ではない。AKBサイドも6月の国立での再公演を申請したようですが、断られてしまった。その原因は『嵐が6月に国立ライブ開催を進めているため』だというウワサが業界内でも飛び交っています」(週刊誌記者)
これは根も葉もないウワサというわけではなく、すでに今年1月に「週刊女性」(主婦と生活社)が「最後はやっぱり嵐」と報じ、嵐が“デビュー15周年イヤー”を記念したプロジェクトの一環として改修直前の6月に国立で再びライブを開催すると伝えていた。当初はジャニーズ事務所の“天敵”の一つである同誌のスクープだったためファンも冷淡だったが、AKBが国立での再公演を断念したことでがぜん信憑性を帯びてきたようだ。
「昨年の嵐の国立ライブ『アラフェス』では“国立最後”を大々的にうたい、メンバーも『僕ら国立で歌う最後に人になるんだね』などとMCで盛り上げていた。それが結果的にウソになってしまったため、ジャニーズ事務所は面目丸潰れ。同ライブのDVDがいまだ発売されないのは、それが原因といわれています。この屈辱を晴らすため、事務所のメンツをかけて国立ライブ開催を進めていると聞いています。しかし、当初の国立のイベントスケジュールを崩すことになりますから調整が難航しているようです。もし開催できるとすれば、最低でもライブの2ヵ月前には告知しなければなりませんから、瀬戸際の状態といえるでしょう」(芸能関係者)
一旦は落ち着いた“国立最後”戦争だが、どうやら解体直前まで目が離せなさそうだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)