さらに同関係者は、先行の裏番組『ヒルナンデス!』も同じ生活情報中心という点に着目する。
「『はなまるマーケット』の裏番組としてスタートしたNHKの『あさイチ』も、同じ生活情報を取り上げて、後発とはいえ視聴者の取り込みに成功しました。つまりは同じジャンルの2番組が直接対決した場合、一方のマンネリ化が少しでも始まれば、一方の“新鮮に見える”番組に流れていく構図が成立したのです。ですから、『ヒルナンデス!』の新鮮味に一時期より勢いがない今、『バイキング』に視聴者が流れていく可能性もあります。おそらくですが、フジテレビはそれを狙っているんだと思います」
確かに『ヒルナンデス!』も視聴率8%台を連発していたのは2年ほど前。最近ではお買い物ゲーム「3色ショッピング」のイメージしか筆者にはない。
はたして「バイキング」は、偉大なるタモリと『いいとも』の“亡霊”を振り払い、フジテレビのお昼12時台に定着するのだろうか? それとも、視聴者の“予言”通りに早期終了の憂き目に遭ってしまうのか!? まずはお昼の番組戦争を「ウキウキウォッチング」していきたい。
(文=今井良介)