一度でも整形した人間は、一番美しい状態からの劣化をよしとしない。宮崎が注入した可能性もある涙袋へのヒアルロン酸は次第に吸収されていき、半年~1年ほどでほとんど消えてしまうというが、最良の状態を保つのであれば今後も注入を繰り返すしかないだろう。このように、幾度となく手直しを行うことで莫大な費用がかかるのではと思う人もいるかもしれないが、涙袋へのヒアルロン酸注射程度なら、お値段はたったの1万円台。左右ともに行ったとしても2~3万円台と格安で済ませることができる。いまや、誰もが手軽に整形できる時代となったのだ。
「芸能人だろうと一般人だろうと、こんなに安く整形できるのだから、気になる箇所があるならやらない方が不都合だと思います。世間では、オフィスで化粧しない女には風当たりが厳しいくせに、美しくなる整形に対しては悪という風潮がある。ブランドものの化粧品にお金を使うよりも、同じ費用で整形した方がずっと効果は高いし、レーザー照射などで潤いもゲットできる。みんな、もっと整形をしたほうがいいんです。芸能人は顔が変わるとすぐにネットで叩かれますが、プロとしてある意味整形は当然の選択でしょう」(同)
もちろん、そんな整形手術にもリスクは伴う。ヒアルロン酸注入は失敗すると、不自然な凸凹ができてしまったり、希望と違う部分が膨らんでしまう場合もあるという。安さばかりに気をとられずに、信頼が置けたりしっかりした技術を持った医師の施術を受けることが大切なようだ。 それでも、美を追求する女性にとって美容整形はいくつになっても魅力的なものなのだろう。そして、整形疑惑の浮上しやすい芸能界は、そういった声をかわすことのできる「ざわちんメイク」をまだまだ盛り上げていきたいに違いない。
(文=柴田慕伊)