元女流棋士でタレントの林葉直子(46)が、末期の肝硬変を患っていると発売中の女性誌「婦人公論」(中央公論新社)のインタビューで告白した。最近は容姿の急激な変化が心配され、一部では「整形が崩れてきたのでは」などともウワサされた林葉だが、その原因は病気によるところが大きかったようだ。
林葉は21日に情報番組『ノンストップ!』(フジテレビ系)にVTR出演。その姿にかつての美人棋士の面影はなく、土気色の顔で頬はゲッソリし、目の下には深いクマというやつれ果てた状態で驚いた視聴者も多かった。自身の病状について「肝不全に近い」と説明した林葉は現在、地元・福岡で一人暮らしをしているという。
林葉が患っているのはアルコール性の肝硬変。29歳の時に先輩棋士との不倫で中絶を強要されるなど騒動が泥沼化し、将棋界を追放されたことで酒量が一気に増加したという。「ワイルドターキーを1日1本飲んでいた」という酒浸り状態となり、さらに8年ほど前に父親が残した借金を背負って自己破産し、より一層の酒量増加と偏食などがたたって体調が悪化。現在は肝不全に近い状態で「いつ死んでも不思議はなく、治る見込みはない」という。
林葉は20日から自身のブログ「人生、詰んでます。」のタイトルを、24日に発売される著書『遺言 -最後の食卓』(中央公論新社)からとった「最後の食卓」に変更。そこでも病状について綴っており「たぶん、そんなに長くはない」と弱気さをのぞかせながらも、「苦しんでも楽しんでも、終わりが来る時は来ますからね。では、南無阿弥陀仏~」などと飄々と記している。また、食事は塩分が制限されているものの「じゃあ、辛味(甘味)はいいんだよね。ふふふ」と唐辛子やケーキ、ゴマ団子を「むしゃむしゃ」食べているといい、食欲は回復しているようだ。