「コロッケさんですよね。それは、ここ数年フジテレビでもずっと言われ続けていて、再び出てくれるようにさまざまなアプローチをしているらしいです。今回の清水さんの件だって、コロッケさんを引きずり出すためのシナリオとすら言われていますから。もともとモノマネ四天王は、あまり仲が良くないのですが、あの2人の結束はかなり固いので、アキラさんのためなら出てくれるのでは? と期待したのでしょう。それと、同番組に元しじみとさざえの松下桂子さんを出演させたのも関係しているでしょうね。しじみとさざえと言えば、コロッケの妹分としてデビューしたユニットですから(日本レコード大賞新人賞を受賞)。現在、沖縄でモノマネバーをやってる彼女に突然声がかかるなんて、本丸を口説き落とす足掛かりにと考えてるとしか思えないですよ」(前出・放送作家)
最近では、『とんねるずのみなさんのおかげでした』でも、『細かすぎて伝わらないモノマネ選手権』や『2億4千万のものまねメドレー選手権』など、ものまねタレントを使うケースが増え、業界に小さな“ものまねバブル”が起きている。もともと、同時期にショーパブで営業していたなど、とんねるずと親交が深いコロッケだけに、この『みなさん』も引っ張り出すための策略のひとつなのでは? と考えても不思議ではないだろう。
自ら出演しなくても、業界全体に影響を及ぼすコロッケ。いつ彼がフジテレビに復活するのか。そして、そのとき同局はどんな演出を見せてくれるのだろうか。
(文=浅野 悠)