2012年11月に活動休止を発表し、同年の『NHK紅白歌合戦』を最後に「新たに挑戦したいことの準備」のために表舞台から姿を消したyui。その後、ロックバンド「FLOWER FLOWER」のボーカル兼ギタリストとして活動を再開。自身の名前も「YUI」から「yui」の表記に、さらにロングヘアから金髪ショートにイメチェンするなど、印象をガラリと変えた。昨年4月にはインディーズ系ミュージシャンとの同棲が「フライデー」(講談社)で報じられ、ネット上では「金髪ショートにしたのは彼氏の趣味だったのか…」などの声が上がっていた。
昨年末にはロックフェスティバル「COUNTDOWN JAPAN 13/14」に出演するなど、元気な姿を見せていたyuiだが、1月中旬、都内の病院に極秘入院していたと現在発売中の「女性自身」(光文社)が伝えている。記事によると、yuiは医師からパニック障害の疑いがあると言われ、精神安定剤などを処方されていたという。その薬をお酒と一緒に飲んでしまったため、意識が混濁し、救急車で病院に運ばれてしまったようだ。自宅には母と彼氏が一緒にいたといい、2人は救急車に同乗して病院まで付き添ったという。
搬送当日は大事をとって入院したようだが、翌日には無事に退院、現在は自宅で療養しているようだ。yuiが患っているというパニック障害は、動悸や息苦しさ、吐き気などに突然襲われるというもので、発作の不安や恐怖から人ごみや電車が苦手になったり、外出自体を避けるようになるケースもあるという。これを受けて、ネット上では「大丈夫かな?」「アーティストは繊細だから」など心配する声が上がっている。
「芸能界では、お笑いコンビ中川家の兄・剛やKinKi Kidsの堂本剛がパニック障害を患っていることが知られています。他にも、うつ病や統合失調症などの精神疾患を患う芸能人は多いですが、病気と長くとつきあって根気強く治していく姿勢が必要なようです。yuiはもともと、自分のやりたい音楽とレーベル側の意向がズレていたことから、衝突したと言われていました。音楽性を変えようにも、しがらみが多くyui一人の力ではどうしようもない。それが限界に達していたことから、活動休止につながったとも」(芸能ライター)
活動休止の際に「限界が来たという感じです。もう歩けなくて立ち上がれないというところまで来たのかなと思います。自分の心が壊れてしまった姿を見せたくなかった」と、その理由を語っていたyui。08年8月にも「リフレッシュ休暇」として突然約10カ月にわたって活動を休止したことがあり、秋に予定されていたファンクラブ限定ツアーを中止するなどして話題になっていた。
「最初の休養の際も精神不安が原因のようですが、一部週刊誌では仲の良いスザンヌに『もう詞なんて書きたくない』『事務所を辞めたい』と相談しているとも書かれていましたから、その頃からパニック障害の兆候はあったのかもしれませんね。また、yuiといえばクールに見えるものの実は恋愛体質で、好きになった相手にのめり込むタイプのようです。今回の入院を機に、安心してアーティスト活動に打ち込むためにも彼との結婚を考える…という可能性もあるのではないでしょうか」(同)
治療しながら仕事を続けていくのは、精神的にも体力的にも負担がかかることになるだろう。パニック障害は過度のストレスや緊張によって引き起こされることも多いというだけに、今のyuiには“安心できる場所”が必要なのかもしれない。
(文=津本ひろとし)