最近の女性は、やたらと「○○女子」でまとめられることが多い。ガツガツした恋愛をすれば「肉食女子」と言われ、登山に行けば「山ガール」と呼ばれ、歴史が好きなだけ「歴女」とカテゴライズされる。これだけ「○○女子」が氾濫すれば、だいたいの人が「○○女子」にあてはまってしまうだろう。
今回はもうすでに市民権を得ている「カメラ女子」や「森ガール」ではなく、密かに登場していたセクシー系「○○女子」を紹介したいと思う。
◆自称変態女子
変態であることに誇りを持つ彼女たちは、「ドM(S)です」という自己申告をやたらとする。最近の若年層は昔のように「変態」という言葉にマイナスのイメージがないようで、自分を的確に紹介できる言葉として大衆化されている。自称変態女子はここからさらに、自分の変態っぷりをアピールする女性のことだ。
主に、Twitterで下ネタを投稿する、飲み会で下ネタ(軽いもの)をノリノリで話す、巨乳の女友達のおっぱいを揉んで悦に入る、などが行動として確認されている。自称変態女子だからといって、「普段どんなオナニーしてるの?」と聞いてはいけない。彼女たちは「自称変態」なだけであって、本物の「変態」というわけではないのだ。ファッション感覚で男ウケがいいからと変態を名乗っているだけの場合も多いので、注意されたし。
◆男前女子
サバサバ系女子とは一線を画す「男前女子」。女性の男前度が跳ね上がるアラサー・アラフォーの独身女性に多いのがこのタイプ。化粧っけがないものの、素が美人なのでナチュラルメイクでもサマになる恵まれた人が多いのも特徴。ただし、仕事に一生懸命になるばかりで恋愛についてはからっきしで、ダメ男に引っかかることも…。いつもは強気な男前女子も、慣れない恋愛では必要以上に乙女になるので、そのギャップも大きな魅力だ。
◆ピュア系女子
黒髪ロングでふわふわとした印象の「ピュア系女子」。そのうえ清楚で処女ときたら男が放っておくわけがない! と思わず力が入ってしまったが、このタイプには非常に多くの「偽装ピュア系女子」が跋扈しているので注意が必要だ。ピュアは男ウケすると知り、演技や適度な偽りで近づいてくる隠れ肉食女子は多い。かといって、真面目な顔して「結婚するまではキスもなし」と断固拒否する委員長タイプのピュア系女子も扱いは難しい…。
◆自画撮り女子
自己顕示欲を自画撮り写メで昇華する彼女たちは、TwitterやFacebookで自画撮りをアップしまくっている。「写メとプリクラだけは信用するな!」とは先人たちの教えではあるが、ぱっと見ではどの娘もかなり可愛い…。2ちゃんねるに写メをアップしている自画撮り女子はもっと過激で、おっぱいはもとよりアソコまでクパッと開いている写メをそこかしこで見ることができる。ナルシスト、おおいに結構!
◆男装女子
コスプレが市民権を得てから結構経つが、男性の格好をした女性、いわゆる「男装の麗人」たる「男装女子」が人気だ。男前女子の先を行く、見た目はほぼ男性の男装女子。男装しているときはブラジャーはしない派も多い…ということだけ書いておこう。
少々食傷気味の「○○女子」だが、違った視点で見てみると新たな世界が見えるかも?
(文=三坂稲史)