叶姉妹が16日、世間で取りざたされている「私服レンタル疑惑」を公式ブログであらためて否定した。
叶姉妹は9日に放送されたバラエティー番組『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)の特番に出演し、妹の美香が装飾品と合わせて推定総額3億884万円、姉の恭子が11億5787万円の超豪華私服を公開していた。だが、一部ネット上に「全部レンタル品」「イミテーションばっかり」「スーパーでジャージで買い物してる叶姉妹を見た」などと疑惑の声が上がっていたようである。
これを問題視した妹の美香は「最近、私達の私服はレンタルなどと、言ってらっしゃる方が、たまにいらっしゃるようですが」と切り出し、「ジュエリー、ドレス、シューズ、 バッグ、ファー、など、すべて、私達の私物です」と疑惑を否定した。
さらに番組出演時の恭子の私服写真をアップした美香は「リンクス(オオヤマネコ)のベリー(お腹)の部分のみで作られた、しかも、フルロングのファーコート。今まで、これ以上のものを、世界でも、見たことが、ありません」などと記し、「すべて、姉のこだわりのとても珍しい品々ばかりです」とジュエリーなども含めた質の高さも強調。「シンプルに考えてみればおわかりになることですが、このような珍しい超ハイグレードで、高額な品々を、常にキープでき、レンタルできるようなショップなどは、物理的にも、金銭的にも、ビジネス的にも、ありえない、とおもいますよ」とも記し、レンタルではないとキッパリ断言している。
叶姉妹は昨年6月にも、代理人弁護士を通じてブログでレンタル疑惑を否定。ネット上にはレンタル疑惑だけでなく「セレブは単なるキャラ」「元高級コールガール」「本当の姉妹じゃないし一緒に住んでもいない」などといった書き込みが無数に存在するが、それらに対して「名誉毀損、プライバシー侵害に当たるとされる違法な書き込みには法的措置も辞さない」と警告している。
叶姉妹は過去に『笑っていいとも!』(フジテレビ系)で恭子が「芸歴26年」と紹介されたことを生放送中に「すべて間違いでした」と訂正させたり、バラエティーのイニシャルトークで「(叶姉妹から)夫が『ちょっと遊びません?』と誘われた」と暴露した岡田美里を訴えたりと、自身のイメージを徹底的に守る姿勢を貫いている。今回の「私服レンタル疑惑」についても、ネタにされておいしいなどといった雰囲気ではなく、本気で否定しているようだ。
だが、このレンタル疑惑はネット上で自然発生したものではないという。
「2010年にダウンタウンの浜田雅功が、あるバラエティー番組で『(衣装なんか)叶姉妹のように借りればいいのに』とうっかり発言したことが発端。叶姉妹は『ダウンタウンDX』で叶姉妹が豪華私服を披露しているわけですから、司会を務める浜田が二人の秘密を知っていても不思議はない。もちろん、単なるシャレで言っただけの可能性もありますが…。この発言を知らないだけかもしれませんけど、浜田に対して叶姉妹が抗議したという話はありませんね」(芸能関係者)
私服がレンタルでないのだとすれば、それだけの物を持てる収入源が気になるところ。しかし、それは叶姉妹の最大の秘密となっているようだ。
「一時、叶姉妹は頻繁にパチンコ屋のイベント営業をしていましたが、本当にセレブであればそんなことをする必要があるとは思えません。恭子は自伝で『父親は輸入会社を経営する資産家』『子どもの遠足に吉兆の三段重を持たせて白いリンカーン・コンチネンタルで送迎するほど裕福な家庭だった』と記していますが、07年に恭子の実父が『金を返せ』と姉妹に迫って傘を突きつけるなどして逮捕された事件では『父親は大阪で自動車部品の工場を経営していた』と報道されました。少なくとも、生まれついてのセレブではない。恭子本人が明かしているように、裕福な紳士の援助を受けて会社経営に乗り出し、バブル期に成功したことが転機になったようです。といっても、それがどのような事業であるのかは分かりませんが」(週刊誌記者)
私服公開した番組では、ゲストの岩城滉一が「(美香と)ゴルフの練習場で会うけど、そこでも格好は変わらない」と発言しており、少なくとも「テレビだけのキャラ」というわけではないようだ。本当にセレブなのかどうかは別にしても、そのイメージで彼女たちが仕事をしているのは事実。イメージを守るのは当然といえるが、隠せば隠すほど暴いてみたくなるのが人情なだけに、今後も叶姉妹のウワサが消え去ることはなさそうだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)