12月16日に放送された『有吉ゼミ☆年末総決算!3時間特大講義スペシャル』(日本テレビ系)。「ドケチ芸能人」として藤田朋子、「片付けすぎる男性芸能人」としてはんにゃ・金田哲らが登場する中、「投資で大儲け芸能人」として川合俊一と松居一代が登場した。川合は今年の株の収支を「プラス950万円」と報告してスタジオを沸かせ、一方の松居は以前にも同番組で投資家としての顔を取り上げられたことがあるが、今回は「お金ちゃんに好かれるには年末年始の過ごし方が大切」と独特の習慣を紹介した。
「スーパー投資家」として紹介された松居は、冒頭から「お金ちゃんありがとう」と笑顔で言い放ち、「投資家として負けたことがない」と自信を見せる。前回放送時には4億円という大豪邸が紹介され、7月の時点でアベノミクスでの儲けは「マンション4戸分」だった。松居はそこからさらに、オリンピック関連の投資で利益を上げたようだ。2020年のオリンピック開催地が東京に決定したのは9月だが、松居は5月の時点でそれを予想しており、不動産関連の債券で利益を上げたという。その結果、儲けはさらにマンション1戸分増えたようだ。
また、松居は「生きたお金ちゃんの使い方」として、お歳暮の代わりに高級料亭のおせち料理を送っていることを明かした。そのおせち料理は1つ5万円で、合計では「かなりの数」になるという。スタッフからの「(全部で)数百万円?」という質問には「どうですかね?」ととぼけていた松居。さらに、「いろんな方にお年玉を渡したい」と、元日の朝はお年玉を片手に玄関で待機し、新聞配達の人に感謝を伝えるという習慣も毎年続けているようだ。中身は「2000円から1万円ぐらい」だというが、普段からお世話になっている配達員など、“三が日”に会う人にできるだけお年玉を配るようにしているという。
年の瀬には「伊勢神宮に1年間のお礼を申し上げに行く」ことを恒例行事としている松居だが、それも5時間かけて参拝するという。参拝の日は朝4時半から、まずは塩を使って1時間ほど体を清め、芸能の神様が祀られた社もある猿田彦神社へ。そして一度宿に戻り、正装に着替えてから内宮、外宮へと参拝していく。あくまでもお願いごとはしないで感謝を伝えるだけで、この参拝を20年以上続けているという。途中、涙を見せながら参拝の喜びを語った松居だが「ここに来ることができるのもお金ちゃんのおかげ」と語るなど、その根底には“お金ちゃん”の存在があるようだ。
スタジオでは、今年の利益について億単位であることを示唆するようなリアクションも見せていた松居。そんな松居の姿に「お金ちゃんに取り憑かれてる」「なんかヤバい、怖い」「お金持ってても幸せそうに見えない」などの声が上がっている。以前にも、同番組で「今年だけで、夫の船越英一郎の携帯を3回折った」などの恐妻ぶりを明らかにしていた松居だが、その際もネット上では今回と同じように「ドン引きだわ」という反応が多かった。
「掃除アイテム『マツイ棒』や掃除本を発売するなど、掃除好きで風水にも傾倒しているといわれる松居だけに、何事にものめり込みやすいのかもしれませんね。それに、投資は結果がお金というわかりやすい形で表れてくるので、狂信的なまでに心血を注いでしまうのかもしれません。ただ、いくらお世話になっているとはいえ、他人にお年玉を渡す行為は金持ちをひけらかしているようで鼻につくと感じる人も多いでしょう。また、参拝して涙を流すというのもどこか自己陶酔が透けて見えるので、ネット上のドン引きにつながっているのだと思います」(芸能ライター)
伊勢神宮に行くたびに、お金の運気を高めるために「財布用の布団」を買い、毎日財布を布団の上に置いて、その上に掛け布団をかけて寝かせているという松居。その徹底ぶりも含め、投資家としての腕はたしかなものなのだろう。しかし、以前、船越が「小遣いを月3万円しかもらっていない」ことを明かしているが、普段お世話になっている人や財布に感謝を伝える前に、せめて夫にもう少し還元してあげたほうがいいのでは…。
(文=津本ひろとし)