毎年この時期になると話題になるのが、「今年の漢字」。日本漢字能力検定協会が、その年を表す漢字を日本全国から募り、12月12日の「漢字の日」にあわせて清水寺で発表する行事だ。予想としては、流行語大賞にも選出された「今でしょ」の「今」、もしくは大ヒットドラマ『半沢直樹』の「倍返し」より「倍」かと思いきや、東京オリンピック開催決定にあわせて「輪」とのこと。
ところで、オリンピック開催決定をきっかけに、外国語に関心を持ち始めた人も多いだろう。外国語が話せれば、仕事の幅も広がるし、旅行などプライベートも充実する。外国人とのコミュニケーションという意味合いでは、性生活にも広がりが期待できるはずだ。
筆者は、恥ずかしながら外国語が全く話せないため、外国人とのコミュニケーションに対して苦手意識を持っているのだが、周囲の女性たちに話を聞くと、「片言程度の語学能力でも、外国人とのセックスを楽しむことはじゅうぶん可能」と口を揃える。ボディランゲージとは、まさにこのことなのかもしれない。また、日本語が堪能な外国人が増えてきていることも影響しているのだろう。
外国人とのセックス経験がある女性を対象に、セックスにおける日本人男性との違いを尋ねたところ、もっとも多かったのが「セックス前に関する意見」だった。前戯のことではない。セックスへ持ち込むアプローチの仕方が決定的に違うというのだ。
ひとことで言うと、外国人男性は誘い方がストレート。「魅力的なキミとセックスがしたい!」と直球を投げてくるので清々しいとのこと。対して日本人男性のアプローチは、とにかく回りくどく、そのうえ嘘くさいとのこと。「俺たち、付き合っちゃうかもね」と真剣交際をエサにセックスに持ち込もうとする日本人男性にはうんざりするという。帰国子女など、外国人とのセックス経験がありそうな女性を誘う際は、愛だの恋だの並べ立てても無駄ということか。とはいえ、「セックスしたい!」と直球を投げたところで、「欧米か!」とツッコまれそうな気もするが…。
次に、キスのテクニックに関する意見も挙がってきた。外国人男性のキステクニックに比べると、日本人男性のキスは小鳥のついばみのようなものらしい。この点に関しては、日本人男性を擁護せずにはいられない。日本には、日常的にキスをする習慣がないのだから仕方ないだろう。舌でサクランボの茎を結ぶなどしてトレーニングを積んだところで、大したレベルアップは望めないだろう。
気になるのはペニス自体! 一般的に、「外国人のペニスは大きいが柔らかい」と言われているが、実際のところはどうなのだろうか? 経験者たちが言うには、「人による」とのことだった。確かに、日本人男性にも硬い人もいれば柔らかめの人もいる。大きい人もいるが小さい人もいる。幸い、女性側の好みも人それぞれで、巨根愛好女性もいれば、大きすぎるペニスに抵抗を持つ女性も。ただし、「柔らかいペニスが好き」という意見は聞いたことがない。そう思うと、大きい人も小さい人も「硬さ」にはこだわりたいものだ。
今後も、国際化が加速するにつれて、外国人とのセックス経験を持つ女性はどんどん増えていくだろう。「日本人のオトコはダメね」とシャットアウトを喰らわぬよう、セックスパフォーマンスを磨き、日本男児の名刀を錆びさせぬよう精進したいものである。
(文=菊池美佳子)