現在休業中の「チノパン」ことフリーアナウンサーの千野志麻(36)の近況が久々に伝えられた。今年1月に静岡県沼津市の駐車場で運転中に人身事故を起こし、相手の男性を死亡させてしまった彼女。直後に全レギュラーを降板し、憔悴しきった様子で激ヤセも心配された。だが「女性自身」(光文社)によると、現在は徐々に元気を取り戻し、最近は子供たちのお受験に奔走。さらに年末には、家族でハワイ旅行を計画しているという。
12月初旬、千野は3歳になる娘を有名お受験教室に送ったところを同誌にキャッチされ、「おかげさまで、やっと少しだけ元気を取り戻せてきたかなって感じです」とコメント。双子の長男と次男も来年小学校に入るため、3人の子どもたちのお受験に奮闘しているようだ。
記事には友人のコメントも掲載されており、それによると千野は塞ぎこんでいるわけではなく、友人の集まりなどには普通に出掛けているという。また、年末年始は一家でハワイに行くらしく、友人から「まだ一年も経たないのに…」と言われても「もう大丈夫よ」と耳を貸さず、以前の調子を取り戻しつつあるようだ。
この記事がネットに掲載されると、ネットユーザーからは「全く反省してないね」「遺族に申し訳ないと思わないのか」などと大バッシングが起こった。事故から現在に至るまで千野の行動は全て批判を招いており、同情的な意見はほとんど聞かれない。
事故直後、千野が逮捕や拘留されず、報道でも容疑者扱いされずに「チノパン」「千野さん」などと呼ばれていることに対して、視聴者からは多くの疑問の声が上がった。彼女の夫が福田康夫元首相の甥でゴールドマン・サックス社員というセレブであることから優遇されているのではという意見まで噴出し、これが現在まで続くバッシングにつながった。
また、今年6月には軽井沢の高級別荘エリアに千野夫妻の別荘が完成したと報じられた。土地・建物合わせて2億円という人もうらやむ高級物件だが、千野の憔悴ぶりを心配した夫が完成を急がせたともいわれている。8月には友人らを招き、子どもたちと一緒にゴージャスなパーティを開いたという千野。これだけならば世間の批判は単なる嫉妬といえそうだが、この別荘が被害者男性の自宅に近いという事実が判明すると「常識がなさすぎる」「被害者の自宅近くでバカ騒ぎするなんて…」とバッシングが過熱した。
やることなすこと批判の種になっている千野。なぜ彼女はここまで叩かれているのだろうか。
「フジテレビの局アナという立場からセレブ婚し、もともと嫉妬の対象になりやすかったこともありますが、批判の原因は単なるやっかみだけともいえない。まだ事件から1年も経っていないのに、別荘の完成だのパーティだの、ハワイ旅行だのと、あまりにおめでたい行動ばかり。すでに遺族との示談が成立し、被害者の月命日には必ず墓参りしているといいますが、吹っ切るにはまだ早すぎる。知人から漏れ伝わってくる言動も、悲劇のヒロインを気取ったかのような自己中心的なものが多く、自分の精神的ショックに関することばかり。友人が遺族への配慮を忠告しても、それを理解できずに自分が元気になったという勘違いアピールをしてるんですから、これでは下手すれば近いうちに仕事復帰なんてこともあり得る」(週刊誌記者)
人身事故は千野の過失ではあるが、事故状況は夕方のうす暗い時間帯であり、駐車場で車の陰から男性が突然現れたことに気付きにくかったこともある。また、千野が運転する大型車が低速で走っていたため、倒れた男性に乗り上げる格好になり、それが災いして死亡事故になってしまったという側面もある。同情の余地のある事故ではあったが、その後の千野の言動がKYであったため、批判が収まらないという面があるようだ。
「ただでさえ3人の子どもを抱えて大変なのにお受験の準備に走り回らなければならないんですから、世間の反応ばかり気にしていられないのは理解できます。別荘のパーティやハワイ旅行にしても、子どもたちには罪はないのだから何もかも自粛する必要はない。しかし、被害者を死亡させてしまった事実は忘れようとしても消えないもの。女子アナという『人に見られる仕事』をしていたのだから、もう少し思慮深さがあってもいいと思うんですが…」(テレビ局関係者)
自業自得の面もあるものの、いまだ世間の厳しい批判にさらされ続ける千野。交通事故は被害者側はもちろん、加害者側も家族含めて消えない苦しみが残る。この十字架の大きさが、運転する者の責任の重さといえるだろう。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)