実写映画『ルパン三世』キャスト発表、峰不二子役に黒木メイサの違和感

20131127meisa.jpg※イメージ画像:『LOVE MEISA ラブ メイサ 黒木メイサ写真集』マガジンハウス

 アニメ化もされたモンキー・パンチ原作の人気マンガ『ルパン三世』の実写映画化が正式発表された。公開予定は2014年夏。メインキャストも同時に発表されており、小栗旬(30)が主人公のルパン、その相棒で拳銃の名手・次元大介は玉山鉄二(33)、斬鉄剣の使い手・石川五ェ門は綾野剛(31)、ルパンの永遠のライバル・銭形警部は浅野忠信(40)が演じる。監督は『あずみ』などで知られる北村龍平氏が務め、アジア各国のスター俳優たちも集結。撮影は10月3日に開始され、現在は年末のクランクアップに向けてタイでロケの真っ最中だという。

 脚本は映画オリジナルで、アジア各国を舞台にルパン一味の出会いと最初の仕事が描かれる。期待が高まる一方、国民的な人気作だけに実写化そのものに賛否両論あり、昨今は『ガッチャマン』や『タイガーマスク』など“原作レイプ”と呼ばれる作品が相次いでいるため、ファンの拒否反応は強いようだ。キャストも物議を醸しているが、その最大の話題になっているのはヒロインである謎の女・峰不二子の役を射止めた黒木メイサ(25)だ。

 キャストが発表されると、ネット上ではキャストの話題で持ちきりに。「小栗はサル顔だから意外とルパンが似合うのでは」「綾野剛は大河ドラマの演技が良かったから五ェ門イケそう」「玉山の次元は楽しみ」「浅野忠信が『待て、ルパーン』って叫んでたら笑っちゃう」などといった意見が上がっており、実写化を不安視する声は多いものの、キャストはおおむね好意的に受け止められているようだ。

 だが、不二子役の黒木に関しては以下のような手厳しい意見が多かった。

「他は許すけど、黒木の不二子ちゃんだけはないわ」
「黒木メイサじゃ、おっぱいが足りない」
「黒木は顔が濃いだけでスタイルは良くないからな」

 その一方で「誰がやっても不二子役は叩かれるんだから仕方ない」という擁護意見もあるものの、藤原紀香(42)や深田恭子(31)らグラマー系女優の名前が不二子役に挙がったこともあるため、ガッガリしたファンは多かったようである。

 確かにバスト80センチ、ウエスト60センチ、ヒップ85センチ(公称サイズ)という比較的スレンダーな黒木が、セックスシンボルともいえる不二子を演じるのは少々無理があるようにも思える。不二子役は最も難航したキャスティングだというが、どのような経緯で黒木に決定したのだろうか。

「企画は約4年前にスタートし、当初は沢尻エリカ(27)に内定していた。だが、海外ロケの多さやコメディ演技を求められる脚本に沢尻が難色を示し、出演を拒否。次に不二子役に決まりかけた仲里依紗(24)も、中尾明慶とのデキ婚のゴタゴタでご破算になってしまった。クランクインが迫っているのに映画のキモともいえるヒロインが決まらず、制作サイドは相当焦っていたようです。そんな中、ある程度のネームバリューのあるキレイどころでスケジュールが空いていた黒木に白羽の矢が立った。黒木は出産後に仕事をセーブし、オファーも減っていたことが功を奏した形ですが、制作サイドの焦りが生んだキャスティングともいえます」(芸能関係者)

 沢尻と黒木といえば、人気アニメを実写化した2010年公開の映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』でも、当初は沢尻がヒロインの森雪に内定していた。しかし、沢尻が前事務所から契約解除されたことで降板となり、黒木が代役を務めたという経緯がある。くしくも、今回も沢尻の代わりとしてキャストに組み込まれたようだ。

 とはいえ、ファンから非難轟々でも別の女優の代役だとしても、しっかりと作品で結果を残せばバッシングは全てハネ返せる。人妻の色気も身に付けた黒木の妖艶な不二子ちゃんに期待したいところだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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