17日に放送された『NGスクール』(テレビ朝日系)に“旬を過ぎたアイドル”として、元CoCoの宮前真樹(40)や矢部美穂(36)、大原かおり(37)など、10名が出演した。中には、森下悠里(28)など、ただいまブレイク中といえる出演者もいたが、それぞれに今だから話せる過激なエピソードを連発した。
特に今回最高齢として出演した宮前は、20年近く前の話として、地方ロケに行った際に月亭方正(山崎邦正)に「一緒に部屋で飲まない?」と誘われたことを実名で暴露。さらに当時は事務所から、「吉本芸人には気をつけろ」と言われていたと話す。これを受けて司会の今田耕司(47)は、「イケイケでしたからね」と振り返り、今ではそんな芸人も少なくなったとつぶやいていた。また、宮前は当時「絶対“この人に気をつけろ”と言われていた人は池谷君」と、再び実名を暴露。1990年代の話とはいえ、オリンピックの銀メダリスト・池谷幸雄に女癖の悪い噂があったことを告白した。
さらに、同番組に出演していた尾崎ナナ(31)は、20歳代後半に、脱ぐことを条件に主演映画のオファーが来たと話す。グラビアアイドルとして活動して、人気にかげりが見えてくると、そうした話はよく舞い込むようだ。矢部も、「5,000万円だからやらない?」とヌードの仕事があったと告白していた。だが、そうした莫大な金額も過去のことのようで、大原曰く「今査定したら700万円」だったというから驚きである。
また、アイドルに付き物の“枕営業”の話については、森下が以前、写真集の打ち合わせと聞いて着いていくと「ホテルのスイートルームで」「見ず知らずの方がバスローブに着替えてきた」ことがあったと暴露。その場はトイレに行く振りをして逃げてきたというが、そんな類の話はよくあるという。矢部も「社長をよく紹介される」と語っていたが、アイドルのパトロン的な存在というのは、芸能界の中では当たり前のものなのかもしれない。実際に森下も、「中国人の方からクリスタルのカードをもらったことがある」と言っていた。
さらに矢部は、川村ひかる(34)が大勢の社長と交流していることを暴露。「プライベートでひかるちゃんにご飯を誘ってもらうと、普段私が行けないような高級店で、そこには必ず社長さんがバーっといる」と話した。この矢部の発言に対して川村は、「普通の飲み会」「お金でどうとか絶対ない」と反論するが、社長との交流は事実のようだった。
その後、大原が事務所の社長から「フライデーされてこい」という、売名行為そのものといえる厳命を受けたことなどを暴露。現役アイドルの発言となれば大きな騒動を巻き起こしそうなエピソードばかりだったが、旬を過ぎたアイドルたちによる過去の話となれば別問題なのだろう。近頃こうした90年代に活躍したタレントたちの当時の秘話を語るバラエティが目に付くが、放送倫理やモラルの問題が取り沙汰されることの多い今だからこそ、彼女たちの“過激な過去”が刺激として必要とされているのかもしれない。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)