発売中の「週刊文春」(文藝春秋)が、タレント・神田うの(38)が夫のパチンコ関連会社社長・西村拓郎氏(43)と離婚協議中であると報じている。西村氏は親しい知人に「もうすぐ独身に戻るから」と宣言しており、すでに別居しているとのことだ。
二人が結婚したのは07年10月。西村氏は「エスパス日拓」の屋号で知られる大手パチンコチェーンを経営しており、年商1500億円ともいわれる超セレブ。結婚会見で、うのがパチンコ玉をあしらった婚約指輪を披露したことも話題になった。だが結婚後、うののワガママぶりに嫌気が差した西村氏の女性問題がたびたび取りざたされ、週刊誌に元愛人を名乗る女性の告白記事が掲載されたこともあった。うのも「私に恥をかかせないで!」と夫の醜聞に激怒し、夫婦仲が冷え切っていたといわれる。しかし、一昨年10月に長女が生まれたことがきっかけとなり夫婦関係が修復され、うのがブログで「ハニーちゃん」と西村氏のことを呼び、手料理の写真を頻繁に公開するなどラブラブ状態に戻ったと思われていた。
だが同誌によると、今年8月ごろから再び関係が悪化。夫婦ゲンカが絶えなくなり、うのは自身のプロデュースしたパンストの大ヒットで建てた「パンスト御殿」に住んでいる両親の元に帰ることが多くなった。うのが自宅を空けるようになると、西村氏も六本木のキャバクラなどに連日通うようになり、高級シャンパンを空けまくって毎回60~70万円を使用するというヤケクソのような遊び方をしているという。ちなみに、西村氏の指名するホステスは黒髪清楚系ばかりで、うのとは全く逆のタイプだそうだ。
もはや関係修復は不可能な段階になっており、西村氏は周囲の友人などに「離婚の話し合いはかなり進んでいる。そうなったら僕がカメラの前で謝り続けるしかない」と決意を語っているという。
同誌の取材に対し、西村氏は別居や離婚調停中であることを否定。だが、記者の「独身になることはないか」という質問に対し、言葉を詰まらせた後に「いや、将来は分からないよ。ないと信じてるけど死別も独身だから」と微妙な受け答えをした。一方、うのサイドは所属事務所が「離婚調停中ということはない」と完全否定している。
この記事が出た14日、うのは木曜レギュラーを務める情報番組『ノンストップ!』(フジテレビ系)に生出演した。番組では川崎麻世・カイヤ夫妻の離婚問題が取り上げられるなどしたものの、自身の離婚危機報道についてはノーコメントだった。うのがたびたび失言で炎上するほど好き勝手言っている番組だけに、全くの誤報であれば公の場で否定することも可能だったはずだ。やはり、夫婦仲に問題があるのは事実なのだろうか。
「この番組では、うのが何度も失言をして炎上騒ぎになっていますが、最初に問題発言をしたのは夫婦仲が悪くなったと伝えられている8月にブラック企業問題で企業側の肩を持つような発言をしたことだった。一部では、プライベートの問題で頭を悩ませ、集中力を欠いているために失言が多くなったとも推測されている」(芸能関係者)
うののようなタイプであれば、本当に離婚危機にあるのだとすれば事情をおおぴっらにし、白黒はっきりつけてもいいようにも思える。コメンテーターとして他人の問題にズバズバとコメントしている今の立場からすれば、自分の問題に関しては口をつぐむという姿勢は無用な不信感を生むだろう。だが、そうはいかない事情もあるようだ。
「現在、うのは芸能の仕事が非常に少なく、レギュラーも『ノンストップ!』一本だけ。プロデュースを手掛けるファッションブランドなどのサイドビジネスが“本業”になっており、最近はウエディングドレスのレンタル事業に力を入れている。このレンタル事業は、うのの『結婚で幸せをつかんだ』というイメージがあってこそ成り立っている。もし離婚したとなれば、事業自体を見直ししなくてはならない。しかも、うのは生活費は全て旦那持ちで副業収入は全て自分のフトコロに入れられるため、離婚するメリットがないんです。仮面夫婦同然だとしても、彼女から離婚を口にすることはないでしょう。以前の離婚危機の際も、周囲に『絶対に別れない』と漏らしていました」(週刊誌記者)
かつて婚約した某企業グループの御曹司と破局した際には、その理由として「彼には世間でいわれるほど自由になるお金がなかった」と言ってのけただけに、好きなだけ旦那のカネで贅沢ができる今の生活は捨てがたいものがあるのだろう。
一方の西村氏の方も、簡単に離婚を決断できない理由があるという。
「計算高いといわれるうのは、結婚前に西村氏と『契約書』を交わしたといわれています。その内容は『どちらかが離婚を切り出したら慰謝料は○億円』など細かく条件を記したもので、浮気が原因となった場合は驚くような巨額の慰謝料を支払うことが明記されているそうです。莫大な資産のある西村氏のことですから、それでもいいから離婚したいとなれば話は別ですが、慎重になるのは当然でしょう。もし離婚調停中であれば、条件面の話し合いで長期戦になることは間違いない」(前同)
どうやら二人の離婚問題は、愛情よりもおカネが重要のようだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)