13日深夜に放送された『ナカイの窓』(日本テレビ系)に、『キングオブコント2013』(以下、KOC)の優勝者である、かもめんたるが出演。ツッコミ担当の槙尾ユースケ(32)が衝撃のカミングアウトをしたと話題を集めている。
この日、番組では「今最も旬なコント職人SP」が放送され、コント師と呼ばれる複数のお笑い芸人たちがゲスト出演。ロバートやロッチ、陣内智則など、コントを得意とする芸人たちが集結した。東西の売れっ子芸人たちが集まる中に、今年KOCを制したということでかもめんたるも呼ばれていた。
芸人たちが、それぞれコントへのこだわりや愛情を語りあった同番組。そんな番組の中で、コントのこだわりアイテムとして、かもめんたるの槙尾は“ブラジャー”を紹介すると、なぜか突然オネエ口調になり、女装癖や男性に興味があることをカミングアウトしたのだった。
番組冒頭に紹介を受けた際には、まだこうしたフリートークの場に慣れないのか単に緊張していたのか、聞き取るのもままならないほど小さな声を震わせていた槙尾。それぞれ芸人たちがコントにまつわる裏話を披露する間も、ほとんど会話に参加せず、ただ相槌を打っていただけ。時折、相方の岩崎う大(35)が他の芸人と絡んでいたが、槙尾はただ見ているだけという状態だった。
そんな槙尾だったが、ブラジャーを手にした途端に声が大きくなり、自信満々の様子を見せる。「コントで女装役をやるときブラジャーまで着けたほうが役により憑依できる」と言っていたが、その動作はオネエそのもの。槙尾は、「スイッチが入ってきちゃう」と、あくまでも女装はコントのためだといいわけをしていたが、相方岩崎に「コイツ、ガチなんですよ」「何らかの変態」と言われると、“普段から女装して電車やタクシーに乗っている”ことを告白した。
妻からもらったというブラジャーをいとも簡単に身につける槙尾。その手つきは普段から身につけている人間にしかできないものといえる。そんな槙尾に対して、MCの中居正広(41)が「男性は好きなの?」と聞くと、槙尾は「興味がないと言ったら嘘になる」と返事。槙尾はアッサリと言っていたが、まるでゲイ宣言のようなこの言葉には、共演者一同驚きの表情を見せていた。
さらに槙尾は、「一線は越えないようにしている」と言いながら、「背中を押されたら、いっちゃうかも」とオネエ口調を連発。男子校に通っていたころに、「隣のクラスの男の子を好きになった」ことがあると告白した。「妻も知っている」ということから、私生活に支障はきたしていないようだが、オネエの素質を十分に感じさせる槙尾だった。KOC優勝後、売れるには売れたが、決して大きなブレイクをしたとは言いがたいかもめんたる。今回の槙尾のオネエ宣言が、今後どういった影響を及ぼすかは分らないが、流行のオネエたちとの共演などで大きくブレイクするかもしれない。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
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