今年1月から芸能活動を休止している「ものまね女王」こと荒牧陽子(32)の不倫略奪婚を発売中の「女性自身」(光文社)が報じている。荒牧の休業は「喉の酷使と精神的ストレス」が理由と説明されていたが、その真相は裁判にまで発展した略奪婚トラブルだったようだ。
2011年7月にタレント発掘番組『スター☆ドラフト会議』(日本テレビ系)でメディアに初登場し、平原綾香、倖田來未、坂本冬美らの歌ものまねで大ブレイクした荒牧。それから僅か1年半での不可解な活動休止に「喉の酷使で歌えなくなった」「アーティスト志向の荒牧が、ものまねの地方営業を優先する事務所と衝突した」などと、さまざまな憶測が飛び交った。だが同誌によると、荒牧は今年5月に入籍しており、その結婚をめぐるトラブルが休業の大きな要因になったという。
荒牧の結婚相手は、彼女が出演したこともあるバラエティー番組の元プロデューサーA氏(41)。A氏は2011年8月に別の女性と結婚し、昨年5月に離婚した。A氏と荒牧の関係は2011年12月頃から始まったといい、つまりは不倫からの略奪婚だったようだ。A氏は結婚から僅か4カ月で荒牧と不倫関係になったわけだが、この裏には妻の出産があった。
披露宴の段階で妊娠が判明していた元妻は、昨年2月に男の子を出産。子宮摘出にまで至った難産を終えて病院から戻った彼女は、自宅で自分のものではない「つけまつげ」を発見したという。浮気を直感した元妻は、即座に夫の携帯電話をチェック。すると荒牧から「今日はありがとう。でももう少しだけ一緒にいたかったな」「火曜戻りです。さすがに奥さん帰ってきますよね。最悪、ホテルに泊まります」などといったメールが届いており、荒牧はA氏を「ダーリン」と呼んでいた。
妻が病院で苦しんでいる間に、A氏は荒牧を家に連れ込んで自宅不倫をしていたのだろうか。同誌では、夫の留守中にオトコを自宅に連れ込んだ元モーニング娘。の矢口真里(30)になぞらえて「逆矢口」のパターンだと指摘している。
不倫発覚から約1カ月後、元妻は両親と共にA氏を問い詰め、荒牧との関係を認めさせたという。別居を経て昨年5月に離婚が成立したが、慰謝料が折り合わず家裁調停も不成立となったため、元妻は精神的苦痛を被ったとして同年6月にA氏と荒牧を相手に約6000万円の損害賠償を請求した。すでに3回の審理が行われた同裁判では、A氏は荒牧との関係が始まる以前から婚姻関係が破綻していたと主張。荒牧も「Aさんと付き合い始めた段階で、すでに離婚していると思っていた」と言い張っている。しかし、妻の妊娠中の浮気をしていながら婚姻関係が破綻していたという言い訳は非常に苦しく、奥さんのことを気にしながらメールしていた荒牧の言い分も支離滅裂だ。
「自宅でセックスされた」という元妻側の主張に対しても、A氏と荒牧サイドは否定しており、両者の主張が真っ向から食い違う泥沼裁判の様相を呈している。
「休業発表時、荒牧は喉を酷使して歌えなくなる恐怖から『精神的ストレス』に侵されていたと明かしました。しかし、休業中の現在も荒牧はスタジオ入りするなど歌手活動に意欲的。喉の酷使が原因だったとはとても思えない。泥沼裁判によって精神的に追い詰められ、芸能活動がままならなくなったと考えるのが自然でしょう。荒牧は今年8月、今まで所属していたケイダッシュ系列の事務所との契約が切れました。これも泥沼裁判が影響しており、事務所側が精神的に不安定になっている荒牧の状態を問題視し、契約を更新しなかったようです」(芸能関係者)
元妻側の主張が事実だとすれば、既婚者の自宅に上がり込んだ荒牧の自業自得ともいえるが、多額の損害賠償請求と芸能活動の休止という大きな代償になってしまったようだ。抜群の歌唱力を誇る彼女の歌やものまねを求めているファンは多いだけに、早く決着をつけて復帰してほしいが…。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)