1日で3,770万円! 売れないけど稼ぐギャンブル芸人

1112injon_main.jpg※イメージ画像:『単独ライブ「文殊の知恵」』バップ

 11日の『ストライクTV』(テレビ朝日系)で、「芸歴20年近いのにまだ売れない芸人の叫びSP」が特集された。売れない中堅芸人代表として、アンバランスやインスタントジョンソン、ホタルげんじ、2丁拳銃といった面々が出演した。だが、それぞれが売れない芸人として、これまでの苦い思い出などをトークで展開する中、涼しい顔をする芸人が1人。インスタントジョンソン・じゃい(41)だ。

 インジョンのじゃいといえばギャンブル芸人としても有名。どうやらその稼ぎが芸人のギャラよりはるかに多いらしく、売れない芸人ではないが同番組に出演していた土田晃之(41)によれば、「(ギャンブルの金で)マンションも買った」ほどだという。そんなじゃいだからか、番組の中でもどこか1人余裕の表情。芸人として売れたいと言いながら、その理由を「2人(インジョンのほかのメンバー)が心配」と語っていた。

 ギャンブルの中でも特に競馬が得意だというじゃい。そんな彼と仕事で絡んだことがあるというテレビ関係者がこんなことを語ってくれた。

「以前、入院をした際にあまりにも暇で、毎日のように競馬の予想をしていたことが、じゃいさんの競馬との出会いのようですね。かなり長い期間入院していたようで、その間ずっと競馬の研究に明け暮れていたようです。その甲斐あってか、入院中にかなり稼いでいたらしいですよ。退院後も続けて、これまでにだいぶ稼いだようです。噂によると1億以上ではないかというほどですからね。その額が純粋にギャンブルだけによるものなのか、それともギャンブル関連の仕事を含めてのものなのかはわかりませんが、そんな噂が流れるほど稼いでいるというわけです。一度、グラビアアイドルと若手芸人がじゃいさんに競馬を教えてもらうという番組に関わったことがあるのですが、深夜のバラエティにも関わらず、じゃいさんの力の入れようは凄かったですね。あれだけやらないと稼げないと思うと、僕なんかはちょっと手が出ませんね」(バラエティ放送作家)

 『稼ぐギャンブル』(太田出版)という著作を出版しているじゃい。そうした書籍などによるギャンブル関連の仕事を含めれば、確かにこれまで彼が1億円以上稼いだとしてもおかしくない。前述の関係者が彼と絡んだ仕事というのもギャンブル関連のもの。競馬の新聞予想やネット動画での活躍もあり、ほかのメンバーにない仕事はかなり多い様子。「2人が心配」とじゃいが言っていたのもうなずける。

 そんなじゃいについて、ほかのメンバーは、「競馬のメインレースにあわせるため、ネタを早く終わらせてしまうことがある」と愚痴を漏らす。いくら競馬に力を入れているからといって、芸人としてそれはないだろうと言うのである。そんなメンバーの言葉にも、じゃいは涼しい顔で笑っているだけ。「でもお笑いも好きなんですよ」と言うが、その言葉からはどっちがメインなのか最早わからない。

 番組中、昨年末の競馬で「1日で3,770万円」もの大金を稼いだことを告白したじゃい。芸は身を助けるというが、じゃいの場合、それは芸人にも関わらず、ギャンブルなのだろう。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
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