10月31日に放送された『アウト×デラックス』(フジテレビ系)に女優の宮地真緒(29)が出演。同番組では、毎回“アウト”な人物をゲストに呼んでMCのマツコ・デラックス、ナインティナイン・矢部浩之とともにトークを繰り広げるが、宮地は「しょーもない嘘ばかりつく女優」として登場した。
宮地は毎年4月1日のエイプリルフールに、ブログなどで「結婚します」と嘘をつくことを恒例にしていたが、それ以外でも「『髪伸びました』って言って、前髪エクステだったり」「昔、すごくUFOキャッチャーが得意だったので“UFOキャッチャーの宮地”って呼ばれてましたとか」と、本人いわく「わかりやすい」嘘をついているという。しかし、MCの2人から「それ、わかりづらいよ」「ほんま、しょーもないよな」と失笑されていた。
さらに、マツコが「でもアンタね、きれいな顔してるから許されてんのよ!」「それをブスがやったら、本当にしょーもないからね」と言うと、キョトンとした顔で「気がついたらアタシ、ネットではブスの方だと思うんですけど…」と答えた宮地。「そんなこと書かれてんの?」と尋ねられると「テレビでは“女優”って言わせていただいてるんですけど、『でもブスだよね』ってよく書かれてたんですよ」と、ネット上の評判を目にしていたことを告白した。
そう言われる要因について「生まれつきの顔だと思います」と答え、「でも、顔はブスじゃない」とフォローされると「でも、ネット界隈だとブス評価なんです」と自虐的に笑った。
「一口に女優といっても、いろんな立ち位置がありますからね。みんながみんな北川景子のような“完璧系”のルックスである必要はないわけで、だからこそ個性があっておもしろいんですよ。宮地は自分の名前を検索するエゴサーチで、そういった声を見つけてしまったのかもしれません。エゴサーチは行き過ぎるとネット依存症になってしまうので注意が必要ですが、宮地は番組内で『好きな人は好きって言ってくれる顔だなっていうのもわかってる』と言っているように、過剰に気にしているようではないですが…。以前、剛力彩芽がネット上で叩かれていることを気にして、ストレスで体調を崩したために事務所から『2ちゃんねる』の閲覧禁止を言い渡されたと話題になりました。しかし、その剛力も『自分の顔はキライじゃない』と語るなど、超ポジティブなキャラで女優の道を邁進中です。そもそも、芸能人という立場上、ファンと同時にアンチが生まれるのは当然ですからね。今の時代、人前に出る仕事をする人にとっては、ネット上であれこれ言われるのは通過儀礼みたいなものでしょう」(芸能ライター)
2000年にデビューし、02年にNHKの連続テレビ小説『まんてん』のヒロインに抜擢されて知名度を上げた宮地。デビュー10周年となった10年には記念の写真集「Decada」(光文社)を発売、R-18指定のサスペンス映画『失恋殺人』では全裸濡れ場に挑戦したことでも話題となった。
「当初はグラビアアイドルとして活動していたように、スタイルのよさと87センチの巨乳には今も絶賛の声が多いです。04年にミネラルウォーターのCMで見せた“横乳”も話題となりましたね。一時は激ヤセも心配されましたが、今回の放送を見る限り29歳の女性としては歳相応でしょう。朝ドラヒロインのイメージが強く、それを払拭するためにも映画でヌードを披露したようですが、その後もブレイクしきれていない感があります。同じようにNHKの朝ドラヒロインを務めながら、その後女優として行き詰まりを見せていた遠野なぎこは、ヤリマンキャラや虐待の過去を告白したことでバラエティの露出が増えました。宮地も、今回の自虐ネタで一気にバラエティから声がかかるかもしれませんね」(同)
矢部が「宮地さん、グッドちゃうかな。(自分でブスって)言えちゃうって」と絶賛し、マツコも「おもしろいね」「自分で(ブスって)言う人初めて見た、女優さんで」と感心していたように、卑屈にならずにすがすがしささえ感じさせた、宮地の自虐ネタ。そのノリのよさで、今後はバラエティでも姿を見る機会が多くなるかもしれない。
(文=津本ひろとし)