お笑い芸人のバナナマンが、「世界に通用するエンターテイナーを目指す」というテーマで世界各地を飛び回る旅バラエティ『バナナTV』(テレ朝動画)。昨年の秋から配信が開始され、今秋には早くも第6弾となる「タイ・バンコク編」が配信されている。ネットならではのユルさと過激さの共存が人気の秘訣といえるだろう。そんな番組の中で、バナナマンの日村勇紀(41)が、南海キャンディーズの山里亮太(36)のアソコが「美しすぎる」と発言していた。
日村といえば、かつて放送されていた深夜バラエティ『テキトーTV』(テレビ朝日系)の「精子チェック」というコーナーで、医者に包茎であることがバラされて以降、包茎をネタにしているドリチン芸人。そんな彼だけに、芸人仲間と一緒に風呂に入る機会があれば、必ず相手のモノをチェックするのだという。山里と一緒に風呂に入る機会があり、いつもと同じようにチェックしたが、山里のアソコは「立派で美しい」ものだったというのだ。
日村は「山ちゃんは被っているだろう」と思っていたらしいが、「あんなに美しいとは思わなかった」「芸人界で一番美しい」という山里のアソコ。確かに、クズ芸人を自称し、ダメ人間というキャラを前面に押し出している山里が、立派な一物を持ち、しかも“美しい”というのは意外な事実。そんな山里の意外さは、23日に放送された『山里亮太の不毛な議論』(TBSラジオ)の中でも語られた。
この日、山里は『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の終了宣言を受け、タモリとのエピソードを語っていた。山里によれば、「人見知りは最高の才能」と言っていたというタモリ。なぜなら、人見知りというのは、相手のリアクションを考えすぎた結果、何も行動ができなくなってしまう人々のことで、それはつまり「相手のことを第一に考えている」証拠ともいえ、「こんな素晴らしい才能はない」というのだ。そして、タモリ曰く、「こう言ったら、こう思われる。では、こうしたら良い」といった「人見知りのもう一歩先の行動」ができれば、「みんなの気持ちを楽しく、豊かにすることができる。それは人見知りだけに与えられた才能だ」というわけだ。
タモリのこの言葉に深い感銘を受けたという山里。以前から人見知りを自認し、かつ、そのことに悩んでいた山里は、「だからこの芸能界は、人見知りしか売れないんだよ」というタモリの一言に勇気をもらったと感謝していた。しかし、このエピソードはここで終わらず、最後にタモリから山里に衝撃の一言があった。タモリによれば、「山里はいいよなぁ。お前、人見知りじゃないだろ」というのだ。
これまで人見知りで悩み、芸人としてそれを押し出したキャラを築き上げた山里を、タモリは「人見知りじゃない」と一蹴する。本人も言っていたが、アッサリと全否定を受けた山里とすれば、もはや笑うしかないという感じだろう。ここのところ過激な発言でネット上を騒がすことの多い山里だが、そもそも人見知り芸人の過激な発言というのも違和感がある。人見知りゆえの妬みという理解もできるが、芹那との騒動や某お天気お姉さんへの愚痴というのは、タモリの言う「こう言ったら、こう思われる。では、こうしたら良い」と考える人見知りにはできないことだろう。自分のラジオの中で「オレたちクズ芸人と呼ばれて」という企画を行うほどクズ芸人を自称し、人見知りを自認している山里だが、実は社交的でアソコも立派となれば、誰もが羨む“リア充”の資質だけは持ち合わせている気がするのだが…。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)