今年の春に惜しまれつつ終了した子供向け料理番組『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』(Eテレ)。主人公である柊まいんを演じていた福原遥(15)は、その絵に描いたような美少女然とした容姿と料理をする際の愛くるしい仕草が受け、いわゆる“大きいお友達”から絶大なる支持を得ていた。そんな彼女は現在、ローティーン向けファッション誌「ピチレモン」(学研パブリッシング)でモデルとしても活動中だが、同誌の企画でスリーサイズを公開したと話題となっている。
福原の身体のサイズが公開されたのは、彼女が初めて単独で表紙を務めた「ピチレモン11月号」。同誌によれば、彼女の身長は159cmで、スリーサイズは上からB76cm・W56cm・H82cmというスレンダーな体型のようだ。また、このほかにも二の腕まわり19cm、太もも41cm、顔の長さ19cm、首周り28cmなどの詳細が明かされている。さらに、同ページには「ほそ脚スペシャルケア」として、部屋着のような淡いブルーのマイクロショートパンツを履いてスレンダーなおみ足をケアする様子まで披露した。
かつてはNHK広報局が『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』放送前に「『俺をこねこねしてくれー』的なことは禁止ですっ!」とTwitterで警告文を発して話題になったこともあるが、イベントが開催されれば大きいお友達が最前列を占拠するなど、特定の世代からの人気が高い福原。ネット上では、この一報にさぞ沸き立つかと思いきや「もう過去の人だよな」「身長159cmもあるのかよ 」「超絶劣化しとる」と意外にも冷めた意見が目につく。
「以前よりネット上で、福原が誌面で10代女子らしいガーリーな服装を着て楽しそうに活動をしている姿に、旧来のファンが『俺たちの愛したまいんちゃんはもういない』と嘆くこともありました。こういう方たちはあくまで“まいんちゃん”のファンであり、福原自身のファンではなかったということでしょう(笑)。人は成長するものですし、いつまでもまいんちゃんでいられるわけはないですから、方向転換は仕方ないことだと思うんですがね」(芸能ライター)
同誌の表紙を飾った福原はブログで『お話をいただいたときは本当にビックリドッキリで夢のようでした。小さいころからずっとずっと憧れて夢見ていた大好きなピチレモンだったので一人で表紙なんてしばらく信じられませんでした』と喜びを綴っている。福原にも、まいんのイメージから脱却を図り、次なるステージへの挑戦がうまく行きつつあるという考えがあるのかもしれない。
「ピチモ」と呼ばれるピチレモンモデルには、かつては加藤あい、栗山千明、宮崎あおい、長澤まさみらが名を連ねていた。福原は2012年のピチモオーディションで約9000人の中からグランプリに選ばれており、いまやソロ表紙を務めるほどの逸材である。そんな福原は「夢は女優さんかヘアメークさん。女優さんでは石原さとみさんに憧れてます」と語るなど、そうそうたる顔ぶれの先輩たちの後に続きたい気持ちがあるのは間違いない。かつての“まいんちゃん”ではなくなった福原を残念がる気持ちもわかるが、タレントとして、また女性として着実に成長を遂げつつある彼女を温かい目で見守るのもファンの務めかもしれない。
(文=本山文七)