チャゲアスASKA、薬物使用と黒い交際を認めたが…まだまだ晴れない疑惑

aska0927main.jpg※イメージ画像:『12』ASKA/ユニバーサル・シグマ

 今年8月、覚せい剤を吸引している映像をネタに暴力団員に脅されていると「週刊文春」(文藝春秋)に報じられた人気デュオ「CHAGE and ASKA」のASKA(55)が、9日発売の同誌のインタビューで疑惑の一部を認めた。先月27日には公式サイトで「記事にあるような違法なことは一切していません」と完全否定していたASKAだが、このウラにはどんな心変わりがあったのか。

 都内の自宅で同誌のインタビューに答えたASKAは、使用した薬物は覚せい剤ではなく「アンナカ」と呼ばれる興奮鎮痛剤だったと説明。「アンナカ」は眠気や疲労感、頭痛などを軽減する作用があり、ASKAは2000年ごろから病院で処方してもらっていたという。だが、1カ月に一度の病院通いが面倒になり、昨年1月に知り合った暴力団関係者の知人から融通してもらったと告白した。アンナカは「劇薬指定薬品」のため、管理者が薬剤師の薬局や卸売り業者以外は販売、授与、貯蔵が禁止されている。薬事法ではもらい受けた側に罰則はないが、限りなく違法に近い行為だったことは確かだ。

 ASKAは「これが僕の認める唯一の汚点で薬事法違反ですよね」と話したが、知人が暴力団関係者だと判明してからは距離をとっていたと釈明。ところが、知人にアンナカをパイプで吸う方法を教わり試していたところビデオで隠し撮りされ、数千万円を貸してほしいと要求されていたという。

 金銭を要求されながらもあくまで「脅迫ではない」とし、ASKAは「今回、僕は暴力団の関係者と接点を持ってしまったというのは認めます」と謝罪。あくまでパイプの中身は覚せい剤ではないとキッパリ否定している。ASKAは「ハメられたと思った」と騒動の真相について語っているが、なぜか怒った様子はなく最後まで「悪い奴には思えない」と知人をかばい、親密な関係をうかがわせた。

「今回の記事は、ASKAと暴力団関係者、文春の間で何らかの“手打ち”があったという見方が強まっています。吸引したのは覚せい剤ではなくアンナカだったということで騒動を幕引きし、その見返りとして文春の独占インタビューに答えたのではないかというんです。暴力団関係者も『ヤクはご法度』の組織に所属しているため、これ以上騒動が大きくなれば自分の身が危うくなる。三者の落としどころとして、ASKAが文春の顔を立てつつ友人のフォローもしながら、疑惑の一部を認めることになったのでしょう」(週刊誌記者)

 仮に覚せい剤を使用していたとしても、尿検査の反応は48時間、毛髪反応も最後の使用から2週間ほどで消えてしまう。ASKAの様子がおかしいと報じられてから2カ月以上が経過しており、“薬抜き”に必要な期間はとっくに過ぎている。ブツを隠し持ってでもいない限り、逮捕される可能性は皆無に等しいだろう。つまりは、今ごろ否定したところで覚せい剤使用疑惑が完全に晴れることはなく、なぜもっと早く真実を語らなかったのかという疑問が浮かぶ。

「文春は相当の自信を持って記事を出していた。全くのガセであれば名誉毀損モノですから当然です。ASKA側は突かれて痛いところがあり、一定期間が過ぎるまで否定すらできなかった。それが図らずも薬物使用疑惑を深めることになりました。しかし、現在は薬物依存治療を受けて体調は回復しており、文春との手打ちも済んだことで近いうちに復帰するようです。その後は、ASKAの薬物関連の話題はタブーになるでしょう」(前同)

 結局は疑惑が完全に晴れないまま騒動は終息しそうな気配だ。彼を信じ続けていたファンからも、説明に納得するには難しい今回の記事に心配の声が上がっている。唯一、その疑惑を打ち消す方法があるとすれば、全盛期と変わらない美声で復帰し、本業の歌でファンを納得させるしかないのかもしれない。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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