女優の中谷美紀(37)の不思議な恋愛観を日刊ゲンダイが報じている。中谷といえば俳優の渡部篤郎(45)と事実婚状態にあるとされるが、交際発覚から10年が経過しても結婚の話はなし。それでも同棲は続けており、ほとんど夫婦のような間柄にもかかわらず、渡部が前妻や子どもたちに会うことを容認するなど奇妙な関係になっているという。
中谷と渡部の交際が発覚したのは03年。まだ渡部が前妻のRIKACO(47)と結婚している最中だった。つまりは不倫愛だったが、渡部が05年に離婚したことで見事に“略奪”に成功。以後は同棲を続けており、何度か破局説が流れたものの、家事全般を担当しているという渡部が酒豪の中谷のためにツマミを作っているなどと仲睦まじい様子が伝えられていた。
だが、なぜか二人とも籍を入れるつもりはないという。しかも記事によると、渡部は今年8月にRIKACOや息子2人とハワイ旅行をするなど、前妻との関係も継続中。RIKACOが離婚の際に出した「父親と母親の役目は今まで通り果たすこと」という条件を守り、渡部は週一回のペースで“家族サービス”をしているという。略奪愛となると憎しみ合うほどのドロドロの関係になりがちだが、中谷は渡部がRIKACOや子どもたちに会うことを快く了承しているというのだから驚きだ。
入籍もせず恋人が前妻と会っても気にしないという中谷の恋愛観について、記事では中谷がフランス通であることを根拠に「籍を入れない事実婚が当たり前のフランスを手本にしているかも」と分析している。
だが、フランス流の恋愛観だけが理由ではないとの声もある。
「中谷といえば、かつては新宿二丁目のレズビアンバーの常連でした。当時、彼女は女性とばかり飲み歩いており、恋人らしき相手も女性だった。二丁目界隈では、中谷に口説かれた経験があるビアンは少なくありません。しかし、物腰が柔らかく家庭的で人をなだめるのが上手い渡部と出会ったことで、男性もイケるようになった。中谷は酒を飲むのが何より大好きで、べらんめえ口調の短気なタイプ。その性格が災いして男性とも女性とも上手くいかなかった経験があるだけに、どんな時も優しく包み込んでくれる渡部に『カレしかいない』と恋愛感情以上の信頼を寄せている。もはや恋人や夫以上の存在ですから、恋愛感情に囚われる必要はないのでしょう」(芸能関係者)
男性が怖くなり女性とも上手くいかなかった彼女が、最後にたどり着いた存在が渡部だったということだろうか。若干奇妙にも思えるが、一つの幸せのかたちとして心温まるエピソードといえる。しかし、これを快く思わない人達もいるようだ。
「二丁目界隈では、以前から中谷の評判が落ちまくっていますね。自分たちの仲間だと思っていたのに、結局は同性愛者アピールで自己演出していただけの“ファッションレズ”だったんじゃないかって。実際、中谷はビアンというよりも単に男性恐怖症だっただけのようです。過去には雑誌のインタビューで『私も含めて周りの友人はみんな同性愛者』なんてアピールしていたのに、それが今では略奪したオトコと同棲中なんですから、ビアンから反感を買うのは仕方ないでしょう」(前同)
もし渡部と破局しても、二丁目には戻れそうにない!?
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)