1日に放送された『有吉反省会』(日本テレビ系)に、「みんなに好きと言って、その気にさせてしまう」ことを反省しにアッキーナこと南明奈(24)が出演した。
これまで、バラエティ番組を通じて、お気に入りの芸人に好きだと告白をしてきた南。その対象となったのは、オードリーの春日やチーモンチョーチュウの菊地など。春日に対してはバラエティ番組のトーク中に、「男性としてすごい魅力的」「手の届かぬ存在」と面と向かっていい、菊地に対しては、愛を告白するというそのものズバリをテーマにした番組で、長年恋焦がれていたと告白。「どうしましょう…ぜんぜん目が見れない…」などと、菊地を前にした南はデレデレで、「格好いいな…」と顔を赤らめて言うほどの恋愛感情を露にしていた。
しかし、そこまでの態度を見せていながら、その後、何も進展がない南と芸人たち。そんな現状を見て、共演者のバカリズム(37)は、「悪質なビジネス告白だ」と南の行為を糾弾。テレビに出たいがために“芸人が好きだ”という愛の告白を利用しているのではとツッコンだ。しかし、そんなバカリズムの言葉に対しても、南は動じず、「何で悪いのかなって…。好きって伝えることが…」と、反省する気はない様子。だが、そんな南に対して、有吉が「お付き合いしてもいいの?」と聞くと、「最初からは思わないですよ。本当の性格もわからないのに付き合いたいとは思わない」と発言。いくら好きとは言っても、交際や男女関係となると話は別だと認めていた。
まるで女子中学生のように「LoveじゃなくてLikeの好き」と、春日や菊地に対して抱いていた感情を説明する南。そして、そのLikeの意味を問われると、「一緒にご飯とか行きたい」と言う。だが、その“ご飯”すら、春日や菊地とは共にしていないという。そうなると、そもそも好きだったのかという疑問が沸いてくる。当然、有吉やバカリズムが、その辺りのことをツッコムと、困惑した南は「実際そうなると、う~んって思う」と正直に暴露。番組の終わりには、「付き合う気がゼロなのに好きですって言ってすいませんでした。好きでも何でもないです」と頭を下げ、今後はテレビなどで安易に好きだと言わないと誓っていた。
とはいえ、番組で菊地に告白したときの南の態度は、まさに恋する乙女のものだった。その本気度はかなり高いように思え、ニュースサイトなどでも、“アイドルが若手芸人に本気の告白”“真剣交際に発展か”などといった記事が多数掲載されたほど。その後、菊地が妻子持ちであることが判明すると、各サイトがこぞって“アッキーナ失恋”という記事を書いている。メディアまで巻き込んでの騒動となった南の告白。本人とすれば、好きは好きだけど、そもそも付き合う気などはなく、なぜ騒がれているのかわからないといった感じだったのかもしれない。だが、それだけ周囲を騒がすほど、南の態度が信憑性の高いものだった。
グラビアやバラエティの印象が強い南だが、女優としての活躍も目覚しく、ネット上では「そこら辺の女優よりうまい」「演技力高すぎ」などと高評価を受けている。前述した菊地に対しての告白時には、今すぐに抱かれても構わないと思わせるような態度を見せていた。しかし、本人とすれば付き合う気などなかったというのだから、その思わせぶりには脱帽するしかない。まさにナチュラルボーン魔性といえる南。今後は、その天性の才能をもって悪女優として名を馳せる可能性も…。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
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