熊田曜子はしれっと復帰、小森純はメド立たず…「ペニオク芸能人」の今

kumada0816main.jpg※イメージ画像:『熊田曜子 産後ダイエット』廣済堂出版

 昨年12月に起きたペニーオークション騒動の影響で、ほしのあき(36)、小森純(27)、熊田曜子(31)ら売れっ子タレントがテレビから消えた。騒動に対する対応や“みそぎ”の仕方がそれぞれ異なったため、3人の現在の立場は大きく違ってきているようだ。

 最初に“ペニオク芸能人”として報道されたほしのあきは、今年1月に自身のブログで謝罪して以後は芸能活動を自粛。その影響もあってか、夫の騎手・三浦皇成(23)との不仲説が取りざたされ、神田うの(38)率いる芸能人ママ友グループから仲間外れにされたとも伝えられた。人情紙風船といった状況になったが、三浦とは仲直りして夫婦円満と伝えられており、うのグループとは別の新たなママ友仲間もつくっている。いまだ表舞台には出てこれていないが、ママ友の小倉優子(29)やSHEILA(40)らのブログにたびたび登場しており、復帰の時期をうかがっているようだ。

 最も世間の批判が強かった小森純は、一連の騒動のケジメとして昨年12月に自身のブログやTwitterを閉鎖。さらに、今年2月に情報番組『サンデージャポン』(TBS系)に生出演し、涙ながらに謝罪した。だが、出演者の西川史子(42)から「テレビで謝罪したりブログを辞めたりすることでみそぎになると思ったら大間違い」「詐欺の片棒を担ぐようなことは心根の問題」などと叱責され、世間の同情を引くことはできなかった。

 以後、小森はオファーが激減したこともあって活動休止状態となったが、今年7月にブログを再開。さらに、東京・渋谷に自身がプロデュースするカフェを3カ月限定でオープンさせた。芸能人の店というとハズレが多いが、料理の味も好評で連日80~100名ほどの客が駆け付けるほどの盛況ぶりだという。メニュー開発や調理、仕込みまで小森本人が携わる気合いの入れようで、一部では「もはやカフェが本業」ともいわれているようだ。

「期間限定ということからも分かるように、小森は本気で飲食業をやろうとしているわけではない。テレビには出なくなりましたが、小森はファッション関係などの商品プロデュースの仕事は続けており、おカネには困っていないはずです。しかし、プロデュース業は小森の注目度次第でオファー数もギャラも左右されますから、メディア復帰のメドが立たない代わりにカフェ経営で注目を集めようとしたのでしょう」(週刊誌記者)

 最も図太さを発揮したのは、騒動直前に出産した熊田曜子だ。騒動が大きくなった途端に「産休」の名目で謝罪のないまま表舞台から姿を消し、今年2月に何事もなかったかのようにブログを再開。ほとぼりが冷めた7月に表舞台に舞い戻り、写真週刊誌「FRIDAY」(講談社)で『臨月&産後水着グラビア』を披露したほか、産後ダイエットの本も出版した。さらに、今月13日には人気バラエティ『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)や『もてもてナインティナイン』(TBS系)でテレビ復帰している。

「謝罪や活動自粛で誠実さを見せようとしたほしのや小森よりも、結果として“だんまり作戦”を貫いた熊田の方が利口だったともいえます。しかし、元々決して良くなかった熊田のイメージはさらに下がり、テレビ復帰したことで批判も再燃している。今後の芸能活動にどう影響がでるか…」(前同)

 これ以外にもペニオク騒動で芸能人の名前が多く取りざたされたが、他に表舞台から消えたタレントはいない。その違いはどこにあったのだろうか。

「ピースの綾部祐二、永井大、菜々緒、東原亜希らもペニオク事件に関わっていました。しかし、綾部は吉本興業、永井はケイダッシュ、東原と菜々緒はプラチナムプロダクションという大手所属だったため、圧力を恐れて芸能マスコミはあまり批判できなかった。ほしのや小森は、追及されなかった彼らの分まで批判を背負いこむことになり、タレント仲間からの擁護もなく活動自粛に追い込まれた。一応は誠意を見せた彼女たちよりも、何のおとがめもなかった大手所属タレントの方がタチが悪いでしょう」(芸能関係者)

 いまだに余波が続いているペニオク騒動。芸能人が安易に広告塔になることの危険性を示しただけでなく、大手事務所の圧力という芸能界の暗部も垣間見えたようだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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