昨年から芸能活動を再開した歌手で女優の酒井法子が、大阪でパチンコ営業を行ったと8月20・27日号の「FLASH」(光文社)が報じ話題となっている。
記事によれば、酒井はステージ上で「皆さん、まいど!まいど!」と大阪弁で挨拶したのち、手でピストルの形を作り客席に「バーン!」と撃つ仕草を見せたという。これを受け客がうずくまると、「これが見たかったの~」と言い、大阪の客との掛け合いに満足している様子を見せていたようだ。握手会を終えて20分で会場を去ったというが、このギャラは100万円以上はあるとされている。
「ご存知の通り、酒井は2009年に当時の夫と覚せい剤取締法違反で逮捕され、その後有罪判決を受けています。法廷では『芸能界を引退して介護の仕事をやりたい』など述べており、実際その後は創造学園大学に入学。主にeラーニングで勉強をしていたようですが、創造学園大学は今年3月に文科省からの解散命令を受け閉校になっています。結局、酒井が卒業できたのかは分かっていませんが…。酒井は閉校より前の昨年11月に芸能活動を再開させていますが、当然ながら順調とはいえないようです。パチンコ営業がそれを如実に表しているのではないでしょうか」(芸能ライター)
芸能活動再開を発表した翌月である昨年12月には、舞台『碧空の狂詩曲~お市の方外伝~』に主役のお市として出演を果たし、千秋楽のカーテンコールでは涙を見せる一幕もあった酒井。今年7月にはBSジャパンで放送されたドラマ『黒い報告書 女と男の事件ファイルIII「誤解」』で主役を演じていたが、いまだ地上波への出演は果たせておらず、他に目立った仕事はないようだ。私生活についても、かつては南青山の高層マンションに居を構えていたが、逮捕後は古いマンションに引っ越し、私立中学に通う息子と2人で暮らしていると言われている。
このような状況から、これまで受けてこなかったパチンコ営業を受けたことは経済的な理由によるところが大きいという見方が有力だ。ネット上にも「生活苦しいのか」と酒井の懐具合を案ずる声があるが、「身から出た錆」「自業自得」などといった厳しい声も多く見られ、かつての逮捕騒動の余波はまだ残っている様子である。
「パチンコ営業の世界に足を踏み入れた酒井を落ちぶれたと見るムキもあるようですが、かつて自分の犯した過ちを全国に知られている状況で、何としても芸能界で生き抜こうという気概は感じられます。また、かつて覚せい剤で有罪判決を受けながらもカムバックを果たした芸能人はゼロではない。歌手の槇原敬之や岡村靖幸にもそんな過去がありましたが、現在は音楽活動も順調、テレビや雑誌でもよく見かけますし、覚せい剤のイメージも薄れてきています。ただ、そうなるには時間がかかる。今年の5月には“育ての親”とも言われるサンミュージック創業者、相澤秀禎さんが亡くなり、後ろ盾がなくなったことも影響しているのかもしれません。今はテレビ局がなかなか使ってくれないなど、冬の時代でしょうが、これに耐えれば自分の居場所がまた見つかるのではないでしょうか。AV出演のウワサも根強いですし、条件さえ合えば一肌脱ぐことも十分考えられますよ」(同)
今回の騒動には、酒井に対する厳しい声だけでなく、「賞味期限は切れたが消費期限が切れる前にAVでぜひ」といった声も多く見受けられる。かつてのトップアイドルが40代にしてAVの世界へ飛び込むとあれば、今回のパチンコ営業以上の騒動を呼びそうだが…。
(文=近藤チカゲ)