第2部は、先ほどとは打って変わり、長襦袢を羽織った妖艶な姿で登場。長襦袢を肩からはらりと脱ぎ捨てると、現れたのが鎖からびらを連想させる全身網タイツの下にキラリと輝く『乳首手裏剣』だ。
想像を超えるエロさとバカバカしさに会場はどよめき、希ちゃん本人もさすがに恥ずかしそうにもじもじ。しかし、テレていたのも最初だけ。撮影タイムが始まると「ギリギリを責めますよ!」と宣言し、ファンと対面座位型ツーショット撮影をしたり、太ももをファンの首に絡ませて首四の字をキメるなど、ハメを外しまくり。イベント開始から4時間半後、恍惚の表情を浮かべ「これで今夜はオナニーします」とつぶやきながら現世と妄想を彷徨う男達が、夜の秋葉原を徘徊することとなった。
さて、大成功を収めたイベント終了後、興奮冷めやらぬ希ちゃんと店長にお話をうかがった。
──とんでもないコスプレイベントですね。乳首を手裏剣で隠すと聞いた時、どうかしてると思いませんでしたか?
羽月希「思いましたよ~。でも、こういうの大好きなので、事前にくノ一コスプレ情報をネット検索して準備万端で臨もうと思ったんです。でもなぜか裏DVDの作品ばかりひっかかって、参考になりませんでした(笑)」
店長「さすが羽月さん。今回は何で乳首を隠そうかと考えているときに、ふっと降りてきたのが手裏剣。忍者だったら羽月さんにやってもらうしかないと思っていたんです。こういうのノリノリでやってくれるの分かっていたので(笑)」
羽月「そうなんですか? まんまと罠にハマった気分ですよ」
店長「事務所もよくOKしてくれたなって思いました」
羽月「私、こういうイベントに関してはNGないので。次回、忍者村があるときは忍術を考えておきますね。とりあえず【忍法ハミチンの術】は思いついたんですけど。敵は逃げるけど自分も捕まりますね(笑)」
店長「そういうのいいじゃないですか。ファンはみんなセクハラしにやってきてますからね。それを分かってエロで返せる羽月さんは、軽い教祖様みたいな存在ですよ。今、新興宗教を起したら、みんなついていきますって」
羽月「宗教は難しいので、忍者の里を開きます。くノ一はお色気も武器なので、まずスパンキング特訓から始めますけどいいですか?(笑)」
──AVイベントと言えばメーカー発信が主ですが、なぜ店長自らが主宰しようと考えたのですか?
店長「世の元気のない男たちに、こういうお金の使い方もあるんだと教えたかったんです。最近の若い男の子って元気ないでしょ。自分が20歳の頃はムチャしてたのを思い出したら、このまま放っておけなくなってしまって。綺麗でエッチな女の子に逢えば、男は元気になりますからね。だから、自分で女優さんを呼んで、みんなの希望になればいいと思ったんです。あとは、何も考えず、バカやって発散できる場を作りたかったというのもあります」
──では、店長主催のイベントはハズレなしですね?
店長「そうですね。出演女優さんはいつも厳選していますし、こういうノリを分かってくれる女の子ばかりなので、これまで自分が主催のイベントでハズしたことはないです。去年の6月、ウエディングドレスから始まったんですけど、お客様がレンタル衣装を借りてきたりして、こっちの予想をはるかに超えて盛り上がったんですよ。そういうのが口コミで伝わって、どんどん人が集まってきたので、もっとそれにこたえたいと思っています」
──最後にメッセージをお願いします!
羽月「初めまして、羽月希です。今日はちょっとヤリすぎましたが、これからもエロの世界を追求していきますので、ぜひ注目して下さいね!」
店長「このイベントに参加するお客様は、秘密結社のメンバーだと思っています。こういう秘密めいた大人の遊びが、今の秋葉原ではできるんだと知ってもらえると嬉しいです。来れば絶対に元気になれますので、みんなで遊びましょう」
次回の開催が待ち遠しいところだが、店長曰く「相応しい女優さんが見つかるまではやりません!」とのこと。こうして秋葉原発アダルトカルチャーは、この瞬間も密かに進化しているのだと思うと、いてもたってもいられない気分だ。
(取材・写真・文=文月みほ)
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