一連のペニーオークション騒動(以下、ペニオク騒動)から、番組のレギュラー出演もなくなり、現在、テレビでの露出が激減しているタレントでモデルの小森純が、25日、公式ブログを再開させた。サンケイスポーツによれば、関係者に「皆さまから温かい応援をたくさんいただき、ブログを再開することができます」と話しているという。
参加者が入札しても事実上落札できないという仕組みのペニーオークションサイトをめぐっては、昨年12月、オークションサイトを開設した4人が詐欺の疑いで逮捕されている。小森は閉鎖前のブログにて、このペニオクを使って、実際は入札していないのに安価で商品を落札したかのような記事を掲載していた。逮捕者が出た事を受け、ブログでも謝罪を掲載していたが、同月27日、閉鎖へと至った。
「今年2月に『サンデー・ジャポン』(TBS系)で涙の謝罪を行いましたが、出演者らから厳しい意見を浴びせられ、その後は目立った活動も見られなかった。ところが今月2日、ひっそり東京・渋谷区内にカフェをオープンさせていたことが、モデル仲間らからのTwitterなどで広まり、話題となっていました。アップされた写真には、小森が自ら厨房に立っているものなどもあり、裏方もこなしている様子でしたね。ただ、このカフェは3カ月という期間限定の運営で、その後についてはまだ何も聞こえてきません。世間のバッシングにより表舞台から姿を消してはいるものの、いずれは本格的に活動再開というのが目標でしょう。カフェはそのためのトライアル的な意味合いで、少し目立たない場所から活動をスタートさせ世間やメディアの評価や評判をうかがっているのではないでしょうか。ブログ再開は、その結果、そろそろOKなのでは、と判断したためかもしれません」(芸能ライター)
小森は再開したブログの25日公開記事で「皆さんがいるからまたブログをはじめることが出来ました。本当に感謝しています」「これから日々のことを書いていこうと思います。もしよかったら見て下さい☆」とお礼を今後のブログ更新への意欲を綴っているほか、例の渋谷のカフェ『しぶや区』についても言及しており「そして私は本当に料理が大好きなんだって改めて再認識もしました」とも書かれており、カフェへの意気込みも見せているようだ。
しかし、世間はそう簡単にペニオク騒動を忘れてはくれない。ブログ再開の報を受けてネットでは「ペニー小森さん」「カフェの宣伝なら【広告】って入れろよ」など、かつての小森の行為にひっかけた辛辣な書き込みのほか、「もはや居場所はどこにもない」「過去の人」など、冷ややかな声が多く見受けられる状況となっている。
「当時の小森が、自己の人気や影響力を認識していながら、記事にウソを掲載したのは事実。しかし、他にも同じようなブログ記事を掲載していた芸能人もいながら、その大多数が非難を免れています。小森がいまも非難に晒されているのは、事務所の力が弱いことも影響しているなど囁かれていますね。一方、小森と同じように『ヘルシオを5220円で落札しちゃいました』などとブログに書いていた熊田曜子は、昨年12月の出産を経て、グラビアに復帰するなど着々と仕事をこなしていますし、来月、再来月にはバラエティ番組にも完全復活するのではないでしょうか。それに比べたら小森はまだまだ苦悩が続く感じではありますね」(同)
とはいえ、世間からの非難に晒され活動を自粛していたのであるから、復活の際にはそれなりの世間の非難を受ける事も覚悟の上だったことだろう。そのような誹謗中傷も織り込み済みで、強い決意をもって復帰への一歩を踏み出したのかもしれない。今後も茨の道が続くだろうが、完全復活の日は訪れるのだろうか…。
(文=近藤チカゲ)