“鉢合わせ離婚”騒動以降、表舞台から完全に姿を消している元モーニング娘。の矢口真里(30)。「体調不良」を理由にレギュラー番組が全消滅し、ゲーム誌で4年近く連載していたコラムまで休載。約1カ月間、雲隠れを続けている状態だ。「犯罪を犯したわけではないのだから表に出てきても…」という声も聞こえるが、明るいイメージだった矢口とドロドロ不倫はギャップが激しく、実際に復帰となると手段が難しいのが実情。そんな中、東京スポーツが「告白本か小説家デビューで復活」との仰天情報を掲載している。
記事によると、ビッグダディの元妻・林下美奈子さんの自叙伝『ハダカの美奈子』(講談社)が30万部を超えるベストセラーになったことで、二匹目、三匹目のドジョウを狙う出版界は告白本・暴露本ブームに。確実に大ヒットとなるであろう矢口にも白羽の矢が立ち、芸能人の暴露本を何冊も手掛けた大物出版プロデューサーや矢口の事務所と太いパイプを持つ中堅出版社などがアプローチを開始したという。
だが、会見すら開けず本人の口から全く事情説明できていない騒動を本にまとめるというのは難しい気もする。そこで暴露本という形式をやめて「ノンフィクションではなく小説を書くように口説け」と編集者に大号令を発している出版社もあるようだ。さらに、著者名に矢口の名前を出さず、ペンネームでドロドロ不倫小説を書くというプランを提示している出版社もあるという。かつて独立トラブルで芸能界を干された水嶋ヒロ(29)が本名で小説家デビューし、ベストセラーになったことがあったが、それを踏襲したプランともいえるだろう。
不況が続いている出版界で矢口の争奪戦が起きているという状況のようだが、実際に本の出版はあり得るのだろうか。
「少なくとも今の事務所に所属している限り、暴露本の出版はないでしょう。下手なことを喋らせないために、事務所は矢口を見捨てずに囲っているという部分もある。小説家デビューに至っては荒唐無稽というのが正直なところ。現実味のある復帰プランとは思えません」(芸能関係者)
告白本というプランが不可能であれば、他にどんな復帰の手段が考えられるのか。
「実のところ、その手段が全くないのが現状。騒動の直後、矢口が元夫の中村昌也の暴力が浮気の原因だったと主張し、それに中村の所属するナベプロが激怒しました。大手芸能プロの怒りを買ったことで矢口は簡単に復帰できなくなり、もし会見を開いても自分に都合のいいことは一切言えなくなった。週刊誌報道で当事者しか知り得ない情報が次々とリークされたのも、ナベプロ側が情報を流しているためといわれています。矢口が下手に動けば、さらなる“ヤバネタ”が投下される危険性もある。暴露本なんて出版したら火に油を注ぐようなものですから、出版で復帰というプランも不可能。完全に手詰まりの状態です」(前同)
身から出たサビとはいえ、矢口は完全に四面楚歌に陥ってしまったようだ。雲隠れを続けていてもイメージは悪化する一方で、より復帰が難しくなっていくという悪循環。負の連鎖を断ち切るためにも早めに会見を開きたいところだろうが、それもできないとなれば今のところ復帰は絶望と言わざるを得ない。“ワイプの女王”と呼ばれ巧みに芸能界を渡ってきた矢口だが、このままフェイドアウトしていくしかないのだろうか。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)