今年離婚騒動が勃発してから、元夫婦それぞれに書籍の出版や握手会、美奈子さんに至ってはセミヌードまで披露し、人気テレビバラエティー番組に出演するなど、メディア露出が著しいビッグダディ一家。もとはドキュメンタリー番組『痛快!ビッグダディ』(テレビ朝日系)に出演するただの“素人”でしかなかったハズだが、今では著名な芸能人並の扱いを受ける日本一有名な家族になってしまった。
そんな慌ただしい中、自身の芸能界入りに対し煮え切らない態度を取っていたビッグダディ林下清志さんの元妻・美奈子さんが、ついに“身の振り方を決意した”と東京スポーツが伝えている。
報道によれば、彼女が契約を結ぶ予定の芸能事務所は、Fカップ小学生として話題になったグラドル・紗綾が所属するエースクルー・エンタテインメント。テレビ局各局は美奈子さんの芸能界入りににわかに盛り上がり 、女性層に強い支持を得ているというデータもある彼女を囲い込むため、さまざまな企画を提案しているそうだ。また美奈子さんの芸能界入りには、ダディとの決別の意味も込められており、先日宮崎から千葉へと移住したばかりだが、今度は東京へ移住することも視野に入れているとのこと。
著書である『ハダカの美奈子』(講談社)は30万部以上を数え、発売記念イベントには黒山の人だかりができるなど、一躍スターになった美奈子さん。芸能界入りを決心したという美奈子さんにさきがけ、先日ダディは「FLASH」(光文社)のインタビューに対し、同誌がオファーするならば、と娘たちのグラビア出演をOKしている。美奈子さんが所属するエースクルーには先輩として紗綾が所属しているため、彼女のグラビア展開も視野に入れられている可能性もあり、いずれは週刊誌で”美奈子さんvsダディ娘”のグラビアバトルが展開されるかもしれない。しかし、芸能活動を報じられた美奈子さんだが、見通しは暗いとの意見もある。
「“大家族モノ”として林下家の子どもたちの成長を楽しむとともに、他人の家庭を覗き見るという下世話な興味も満たしていたために、ビッグダディは人気を獲得できたんです。ヤラセではないかとささやかれていましたが、たとえストーリーがある程度作られていたとしても個人個人のキャラが個性的だったのがヒットの要因でした。美奈子さんは、その物語のヒロインであったハズですが、大家族の母というポジションを失い、これ以上の私生活の切り売りは難しいと考えた場合は、純粋に何がウリになるのかもよく分かりません。もちろん、あのグラマラスなカラダは魅力的ではありますが、本職のグラドルでも継続的な人気を保つことは難しい世界なので…」(芸能ライター)
確かにこれまで彼女が人気の裏には、離婚騒動を週刊誌などが取り上げ騒ぎが拡大したことはもちろんのこと、“バトル”の体裁を常時維持するかのような、ダディのリップサービスの連投などがその背景にあった。そのさなかに清志さんは、メディアを通じて美奈子さんに復縁をほのめかし、芸能界入りに反対の姿勢を取っていたが、元妻に対する影響力はあまりなかったようだ。
メディアに踊らされていると分かっていても、ついつい見てしまうビッグダディ。美奈子さんが芸能界入りを決めたとなれば、またビッグダディ一家をメディアが取りあげるのは間違いないだろう。ビッグダディたちが奏でる狂奏曲が鳴り止む日は来るのだろうか。
(文=本山文七)