吉高由里子の朝ドラヒロイン起用 その裏にあの大物バンドの存在!?

yoshitaka0626main.jpg※イメージ画像:『ONE vol.5』ワニブックス

 女優の吉高由里子(24)が、来年前期のNHK連続テレビ小説『花子とアン』(来年3月31日スタート)のヒロインに決定した。同作は小説『赤毛のアン』の翻訳者・村岡花子を主人公に、明治・大正・昭和に渡る波乱万丈の生涯を描く作品。ドラマに映画に大活躍中の吉高が主演ということで期待が高まるが、意外にもネット上の反応は冷淡。さらに、所属事務所とNHKの“癒着”まで噂され「ゴリ押しでは?」との批判まで巻き起こっている。

 吉高は都内で開かれた会見で「一番不安なのは、私に『朝の顔』が似合うかどうか」とホンネを吐露。これは視聴者側も感じているらしく、ヒロイン決定を受けてネット上では「爽やかさに欠ける」「朝から見たい顔じゃない」などと辛らつな意見が数多く挙がっている。

「若手女優の中ではトップクラスの人気を誇る吉高ですが、先日最終回を迎えた『ガリレオ』(フジテレビ系)の第二シリーズではヒロインに抜擢されたものの評判は今一つ。セクシーさには定評があるため、それを生かせる役柄ならハマるのでしょうが…。爽やかさが求められる朝の連ドラとなると、余計に視聴者の反応は厳しくなるでしょう。せっかく『あまちゃん』で朝ドラ人気が高まっているのに、なぜあえて吉高を使うのか疑問ですね」(テレビ誌ライター)

 朝の顔が似合うとは思えない吉高の起用には、事務所とNHKの“蜜月”が絡んでいるという見方もあるようだ。

「吉高の所属するアミューズとNHKの関係は深く、2010年に放送された『龍馬伝』の福山雅治、11年放送の『江~姫たちの戦国~』の上野樹里と、アミューズ所属タレントが連続して大河ドラマに主演したこともあった。また、10年の紅白歌合戦では、アミューズ所属の福山、Perfume、ポルノグラフィティ、flumpoolの4組が出場し、上野がゲスト審査員を務めるという優遇ぶりでした。今年の紅白も吉高が審査員を務めるのは既定路線。アミューズ所属アーティストが大挙して出場することも確実視されている」(芸能関係者)

 この優遇ぶりのウラには、NHKの“悲願”が関係しているという。

「NHKが狙っているのは、アミューズに所属するサザンオールスターズの紅白復帰。視聴率が低迷している紅白の起爆剤にするため、10年以上にわたって局を挙げて取り組んできた。これまで3度出場しているサザンですが、NHK関係者と演出面などで衝突し、リーダーの桑田佳祐の意向で83年を最後に出場が途絶えている。以来、紅白復帰は絶望といわれていましたが、2010年に桑田がソロで出場したことをきっかけに雪解けムードになってきた。しかも今年、サザンは5年の活動休止期間を経て復活する。まさに紅白復帰にうってつけの年であり、出演交渉材料の一つとして吉高のヒロイン起用をNHKが承諾したといわれています。いわばゴリ押しですが、そこまでアミューズに媚びを売らなければならないほど、NHKにとってサザンの紅白復帰は重要な問題だった」(前同)

 サザンの活動再開と吉高のヒロイン起用はリンクしていたということだろうか。サザンの紅白出場が決まれば話題になることは間違いないが、吉高の評判が悪ければ朝ドラ人気に水を差すことになりかねない。まさに諸刃の剣といえそうだが、このNHKの思惑は見事成就することになるのだろうか。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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