6月8日に行われるAKB48選抜総選挙について、自身が立候補すれば上位に食い込めると発言し、ネット上では「何様なんだ」と厳しい意見が続出した芹那。過分にリップサービスも含めての発言ではあっただろうが、この「自身の人気を過信」したように見える発言で、普段のおっとりとした話し方などとのギャップから、思いがけず“素”の部分が垣間見えた瞬間だとも言われた。さらに、5月30日に放送された『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)では、“昔からの仲良し”というキンタロー。からもその素顔を暴露されている。
かねてより、彼女の大きな特徴ともいえる、舌足らずな声が“作りもの”ものであることはウワサになっていた。キンタロー。は「『つるとんたん』で、低めのトーンで夢を語りだした。『SDN48にいるころから将来のビジョンは見えてたんだよね』ってしっとりモード」と語り、ウワサ同様、テレビでのしゃべりが暗に“キャラ”であることを明かした。
それに加えて、キンタロー。が渡した熊野のお土産である“貝を布で包んだお守り”について「うれしい~、毎日つけるね~」と大喜びしていたという芹那が、後日テレビで「正直このお守りいらんかった」と言っていたと暴露。スタジオでは司会の松本人志が「お前悪いなー!」と非難する場面もあった。このお守りについては5月上旬、『ごきげんよう』(フジテレビ系)でゲスト出演した際も触れ、司会の小堺一機やゲストの友近に「何これ、って思っちゃった?」と水を向けられ「思っちゃって」と、キンタロー。に見せた反応とは全く違う感想を述べていたことが明らかになった。
キンタロー。の前では喜んだ素振りを見せながらも、複数の番組でこの土産をこき下ろす、という“二枚舌”エピソードが披露されてしまった芹那だが、それも彼女の処世術なのではないかという見方もある。
「『SDN48にいるころから~』という発言は、バラエティのために誇張されているのかもしれませんが、成功者の発言ですし、聞きようによっては嫌な印象を与えます。SDN48に未来がないと思っていたのか、自分だけが生き残ると思っていたのか、それは判然としませんが、このような発言が公になるのはあまり良くないでしょう。いまブレイク中のキンタロー。からもらった土産がイマイチだった…というネタで、いくつかのバラエティを消化しつつ、キンタロー。にこの日のことを番組でぶっちゃけられても、視聴者を“お土産ネタ”に注目させ、自身の高飛車発言の印象を薄める…という計算すらあった可能性もあります。なんせ、これまでも芸能界で生き残るための計算高さをチラつかせていますからね」(芸能ライター)
芹那についてはかねてより、様々な男性芸能人から口説かれたというウワサが絶えず、これまでもマネジャーや本人の口から、フットボールアワーの後藤輝基、バカリズム、麒麟の川島明、スギちゃんなどから誘いがあったと明かしているほか、はんにゃの川島章良、ピースの綾部祐二、さらにはサッカー日本代表でイタリア・インテルで活躍する長友佑都とのウワサも持ち上がった過去がある。しかしこれらのウワサは“芹那サイドからの発信”であるとされており、バカリズムと麒麟・川島も口説いた事を否定している。このように芹那があらゆる男性から“口説かれた”と吹聴するのは、「芸能界一モテる女」と印象づけるためのイメージ戦略のためではないかとの見方が有力だ。
「しかし、さすがにここまで“口説かれた”ネタをばらまきすぎたせいか、芸人たちからは“すぐ口説いたとか言われる”と徐々に敬遠されはじめています。その上、先月28日の『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)では、元SDN48のKONANから“アレが売れたのは多少、事務所の力があるじゃないですか”と“アレ”呼ばわりされた挙げ句に事務所の力を持ち出されていました。実際、元SDNメンバーの中では一番売れていますし、やっかみも多いでしょう」(同)
芹那自身のブレイクやイメージ戦略を快く思わない芸能人も増えてきた中、キンタロー。とのエピソードで明かされた裏表のある性格であれば、昨今ワイドショーを賑わせている元モーニング娘。矢口真里の離婚騒動のような、マイナスイメージとなるスキャンダルがひとつでも出た時点で、芸能界から干されてしまうこともあり得るだろう。自己プロデュースに余念がないのは芸能人として努力を怠っていない証拠ではあるが、あまり仲間の芸能人たちを使いすぎると、足をすくわれる日がくるかもしれない。
(文=近藤チカゲ)