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皆さんはバックシャンという言葉を聞いたことがあるだろうか? アラフォー世代やアラフィフィ世代なら実際に使用した人も多いと思われるこのバックシャン。和製英語ってやつで、英語のバックとドイツ語のシャンが組み合わさっている。意味は、“後ろ姿の美しい女性”だ。
今や死語となってしまったこのバックシャンという単語。もう使用することも思い出すこともないと思っていたのだが……。
先日、筆者の愛用サイトの一つである【ハッピーメール】からメールマガジンが届いた。それはサイトに搭載された新機能のお知らせメールで、画像検索ができるようになったとのことだった。と、同時にメールの返信が無料となるサービスチケット発行のお知らせも記載されていたのだ。
さっそくサイトに接続し、画像検索機能なるものを試してみた。都道府県を指定すると、写メを公開しながら掲示板に書き込みを行っている女性の一覧が書き込みを行った順に表示されるというものだった。
似たような機能は、これまた筆者愛用サイトの一つである【PC★MAX】にも搭載されている。だが、この【ハッピーメール】の画像検索機能は【PC★MAX】に比べると写真のサイズがイマイチ小さい。それでも、ポイントを消費することなく無料で女性の写メを確認できるのはかなり有難い。
そんな写メのサムネイルを眺めていると、気になる女性を発見した。全身が映る姿見の前に立ち、スマホを顔の前に掲げて撮った写メだ。
顔は完全に隠れているものの、スタイルの良さが際立ていた。ミニスカのせいで綺麗な脚線美が露わになっていて、ウエストのくびれもじつにセクシー。このスタイルのいい女性がどんな書き込みをしているのか確認すべく、ポチっと写メのサムネイルを押すことにしたのであった。
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[タイトル]
ミニスカ好きな私です
[内容]
よく足が綺麗だねって言われるので、ミニスカが好きになりました。
街でよくナンパとかもされるけど、やっぱり付いて行くのは抵抗ありますね。
いま新宿で暇してるので、どなたか気軽に遊んじゃいません?
[掲示画像]見る
[書込み日時]05/12 20:44
[受付メール数] 1/10
クミコ さん
♀20代前半
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ほほぅ、足が綺麗だと褒められ、よくナンパされるのか。これはもう行くしかないだろう。サクサクっとファーストメールを用意して、アプローチ開始だ。
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こんばんは、クミコさん。
都内の会社員のショーイチ、34歳です。
ちょうど私も新宿でヒマしてました。
そんなタイミングでクミコさんの書き込みを見て、ピンと来ちゃいました。
良かったら今から楽しくお会いしませんか?
詳しい内容とか条件を教えてもらえたら嬉しいです。
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5分もしないうちにクミコちゃんから返事が届いた。そして数通ほどのメール交換を経て、無事に交渉成立したのであった。
彼女が指定してきたのは、靖国通り沿いにある「新宿マルイ メン」の前だった。ちなみに新宿にはその他にも「新宿マルイ 本館」だの「新宿マルイ アネックス」、「新宿マルイ カレン」、「新宿マルイ ワン」と複数のマルイが存在する。
それゆえ混同しやすいので待ち合わせ場所には不向きと言えよう。だが、クミコちゃんは「靖国通りの新宿マルイメンの前で」と具体的に指定してきたのだった。これは、相当待ち合わせ慣れしているのかもしれない。
待ち合わせ場所に先着した筆者は、道行く女性を眺めながらイメトレを開始した。だが、近くに立っていたガテン系の野郎数名が煙草を吸っているのが気になって仕方がなかった。
そこはもちろん喫煙場所でもないし、新宿区内は路上喫煙禁止区域だ。こういう馬鹿な野郎がいるせいで、マナーを守りつつ煙草を愛する我々まで肩身の狭い思いを味わっているのである。
こんな時、筆者はいつも脳内でスタンドを発現させ、時を止めた世界で馬鹿どもに正義の鉄槌を喰らわしているのだ。
そんな死ね死ね電波を発していると、ほぼ待ち合わせ時間通りにクミコちゃんがやってきた。
ひでぶっ!
スタイルは確かに写メ通りだった。ミニスカからスラっと伸びた脚もじつに美味しそうでセクシーだ。だが、顔が残念すぎたのである。元女子プロレスラーで現タレントの北斗晶みたいな顔だった。目を閉じているのか開いているのかわからないくらいの細い目、存在感がありすぎる大きな鼻と立派すぎる輪郭だ。正面から見たら、絶対にナンパしようとは思われないだろう。
だが、そのスタイルの良さゆえ、背後から声をかけられることが多そうでもある。掲示板の書き込みでよくナンパされると書いていたが、その意味で決して嘘ではなさそうだ。まさにバックシャンってやつだろう。
顔面偏差値Fランクの筆者が、女性の容姿にアレコレこだわるのもチャンチャラ可笑しい。この程度の女性であっても、股を開いてくれるのなら余裕でウエルカムだ。
「こんばんは、クミコちゃん?」
「あ、はい」
「ハッピーメールで約束していたショーイチです。今日はよろしくね」
「あ、こちらこそ」
ペコンと頭を下げ、笑顔で答えてくれるクミコちゃん。うむ、やはり女は愛嬌である。この笑顔を見た途端、先ほど感じた残念感が霧散したのであった。
「じゃ、早速だけど向かおうか?」
「はい」
阿呆ヅラを晒しながら煙草を吸っている連中を尻目に、ホテル街へと向かう筆者であった。
「ね、クミコちゃん。マルイメン前でよく待ち合わせたりするの?」
「え? どうしてですか?」
「いや、あそこを待ち合わせ場所に指定する娘って珍しいからさ」
「そうなんですかぁ。私の場合、職場が近いからあそこが丁度いいんですよ」
「なるほどね、そういうことだったんだ」
ここで詳しい職場の場所を聞くのは野暮ってもんである。その後も当たり障りのない会話をしながらホテルに到着。ホテルは当然のように激安クラスを選択した。
部屋に入り、彼女に断ってから一服開始。クミコちゃんは煙草を吸わないとのことだったので、灰皿を持って窓際に行き窓を少し開けて煙を吐き出す筆者。
「え? どうしてそんなとこで吸うんですか?」
「いや、煙草の煙が嫌いだと思ってさ」
「そんなぁ、大丈夫ですよ」
「でも、洋服とかに匂いが移ったりしたら悪いからココで吸うよ」
「へぇ、そんな気を使ってもらったの初めてです」
別に彼女に気に入られようとそうしたワケではないが、掴みは上々だ。
「じゃあ、俺が一服している間にシャワー浴びちゃいなよ」
「はい、そうしますね」
浴室のドアの前で、こちらに背を向けて洋服を脱ぎ始めるクミコちゃん。室外に向かって煙を吐き出す姿勢を取りながらも、横目でその姿を観察する筆者。
ゴクリ!
後ろから見ると、本当にイイ女である。シミ一つない陶器のように白くて綺麗な背中、赤ちゃんのほっぺたのように柔らかそうで綺麗なお尻、スラっと伸びた見事な脚線美……。数分後にはその身体を好き勝手にできるのだと思うと、愚息が痛いくらいにフル勃起してしまう。
その後入れ替わりで筆者もシャワーを浴び、ベッドイン開始。軽くキスをした後、クミコちゃんにうつ伏せになってもらうよう指示する。素直に応じてくれたクミコちゃんの上に覆いかぶさり、耳元からうなじにかけて舌を這わせる。
「き、気持ちいい」
かろうじて聞き取れるくらいのか細い声で感じてくれるクミコちゃん。ムハっ、その控えめな感じ方がリアルでよろしい。北斗昌似の顔を拝まなくてすむのもこれまたよろしい。
次は背骨を責める番だ。延髄からお尻にかけて強く舌を押しあてながら舐めまわす。その後、尾てい骨からうなじにかけて舌をソフトにあてながらチロチロと舐めまわす。傍目から見るとただ背中を舐めているだけの行為だが、案外この愛撫は効くものである。
「す、すごく気持ちいいです」
さきほどより大きい声で感じてくれるクミコちゃん。フルフルと小刻みに身体を震わせ、お尻の肉もプルルンと揺れている。まるでお尻が「はやく私のことも舐めて」と自己主張しているかのようだ。
ブチュっぱァ
お尻に吸いつく筆者。尻肉をバキュームしながら顔を上下左右に動かす。これは、筆者が初めてソープランドで遊んだ際に泡嬢によって為された愛撫の方法だ。その時の筆者は、普段されたことのない愛撫に悶絶したものであった。そんな愛撫を披露すると、全身をピクピクさせてクミコちゃんも悶えてくれた。
「ん? もしかしてくすぐったかった?」
「いいえ、くすぐったいよりも気持ちいいほうが強くてビックリしちゃいました」
「じゃあ、もっとしてあげるね」
ブチュっぱァ、チュヌじゅぞぞっパ
ぶチュっパァ、ちュヌじゅゾゾっパ
尻肉を吸い回しながら、右手の中指でクリトリスを刺激するという2点責めに移行。見る見るうちに、愛液が分泌されていやらしい匂いを放ち始める。
「ね、アソコに指をいれてほしい? それともチンチンがいい?」
「お、おちんちんください」
いやぁ、素直ないい娘である。恥ずかしがりながらも「おちんちんください」とは、たまらない。
「じゃあ後ろから入れてあげるから四つん這いになって」、と告げながらゴムを装着する筆者。
ニュパヌチュジュ
後ろから肉棒を挿し入れる。締りもかなり上等だ。しばしその締め付け感を味わおうとしたのだが、クミコちゃんがそれを許してくれなかった。
ズズズン、バチン!
ズズズン、バチン!
なんとクミコちゃん自ら腰を引いては押し当て、引いては押し当てとピストンしてきたのである。まるで電動オナホマシーンのようだ。芸術的ともいえる綺麗な背中とお尻を凝視しながら、快感に酔いしれる筆者。
そんな受動的ピストンを楽しんでいると、数分もしないうちに限界が訪れそうになった。ここで体位を変えて、正常位に移行するべきか? そうすれば北斗昌似のお顔のせいで、もう少しは長持ちできるかもしれない。でも、この気持ちイイ体勢のままで果てるのも良さそうだ。
逡巡していると、クミコちゃんの動きがますます激しくなってきた。ああ、もう限界だ。下手すると愚息を引き抜いた瞬間に果ててしまうかもしれない。過去に何度か体験したことがあるのだが、ゴムを装着しているのに膣外射精だなんていう尻切れトンボの発射だけはしたくない。
ガシっと彼女のお尻を鷲掴みして、筆者もピストンを開始。待ち合わせ場所でガテン系の馬鹿を見ていたせいだろうか、工事現場でよく見られる地面を均す道具「ランマー」になった気分でガガガガガガガガと腰を打ちつける筆者。
ふぅ。
気がつくと全身にうっすらと汗が浮かんでいた。程よい運動と気持ちのいい射精感、清々しい疲労感に包まれた筆者であった。
帰り支度の最中。明るい部屋のせいで、彼女の顔がはっきりと目に映る。それゆえ、二度目のデートの提案を切り出さなかった筆者トコショー。
後ろ姿だけが美人のバックシャンは、一度抱けば十分である。不細工な筆者であっても、賢者タイムには冷静な判断を下せるのだ。
ホテルを出ると、「じゃ、俺はこっちだから!」と告げ足早にその場を去ったのであった。
(文=所沢ショーイチ)