「~おぎとやはぎでおぎやはぎです。
別に、やはぎおぎでもいいんですけど」』
ジェネオンエンタテインメント
15日、オネエSPの第2弾を放送した『ナカイの窓』(日本テレビ系)で思わぬ疑惑が生じた。ゲストMCとして出演した、おぎやはぎの矢作兼(41)が“オネエなのではないか”というのだ。
カルーセル麻紀(70)の「セックス大好き」「今でも現役」「1000人切り」発言や、楽しんご(34)の彼氏が登場するなど、大いに盛り上がった同番組。特に、番組に出演する心理アナリストが心理分析のコーナーで「もっともオネエらしいオネエ」を発表すると、スタジオのボルテージは最高潮に。そうそうたるオネエたちがいる中で、矢作が「もっともオネエらしいオネエ」に選ばれたのだった。
心理カウンセラーの小高千枝氏によると、「母性の強さが見えた」「女性ならではの皮膚感覚がある」「女性性が強い」と言われた矢作。さらに犯罪心理学者の出口保行氏は、「センセーション・シーキング(刺激や興奮を求め、危険やスリルによって快楽を得る)の傾向が強い」と矢作を分析。両氏によると、そうした人物というのは、フェミニンな性格で、刺激を求めるために同性愛への興味もあるはずだというのである。
矢作といえば、芸能界一とも言われる「可愛がられる芸人」として有名。彼を慕う人々は、年齢を問わずいるようで、同じ事務所に所属する光浦靖子(42)曰く「人力舎の人間はみんな矢作に憧れている」とのこと。さらに、バナナマン・設楽統(41)に「人付き合いの天才」と称される矢作は、テレビなどで活躍する前からテレビ局のディレクターと仲良くなり、番組オーディションなどに行っても、なぜか若手なのにスタッフとタメ口で談笑していたという伝説を持つ。
先輩芸人たちからの可愛がられようも格別で、笑福亭鶴瓶(61)には「若手の中でおぎやはぎが一番好き」と言われ、石橋貴明(51)は「一番可愛いがっている後輩」と公言している。また、松本人志(49)も、矢作のことを「一流の格闘家のような(領域に達している)芸人」と評価している。こうした大御所からの声は、矢作の可愛がられようが、事務所や年齢に縛られない稀有なものである証拠といえるだろう。
学生時代には、不良というわけではないのに、地元の不良たちから非常に好かれ、仲が良かったという矢作。会社員時代にも、その人付き合いのうまさから常に営業成績はトップだったという。芸人になってからも、『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)のディレクターを務めるマッコイ斉藤(43)から「可愛くてしょうがない」「(食事を奢るなどで)3000万は使ってる」と言われるなど、矢作の可愛がられエピソードは枚挙にいとまがない。
今回、番組で指摘された「女性らしさ」というのは、矢作の人間性の豊かさを示すものなのかもしれない。誰からも好かれる矢作は、親交が深い放送作家曰く「とにかく気遣いが上手く」「人を傷つけない」という。そんな女性らしい一面が、人に好かれる理由なのだろう。本人は笑って否定していたゲイ疑惑だが、そう指摘されるほど、繊細で女性的な矢作。しかし、だからこそ誰からも好かれるともいえる。ゲイ疑惑というのも、矢作の周囲の人間にとっては驚くようなことではないのかもしれない。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)