ぶんか社
昨年の夏ごろから話題になり始めた“ぽっちゃり女子”がいよいよブームとして本格化しているという。ブームを牽引しているのは、森三中や柳原可奈子(27)などのぽっちゃり体型の女芸人たち。そんな彼女たちを集めて今年1月から始まった『10匹のコブタちゃん ~ヤセガマンしないTV~』(フジテレビ系)も、ブームを裏付けるような人気を博している。
22日深夜に放送された同番組では「ぽっちゃりブーム」の真相を追究。3月に創刊された、ぽっちゃり女性を対象としたファッション雑誌『la farfa』(ぶんか社)が発売前から増刷が決定し、池袋にあるぽっちゃりパブ『ピーチガール』が盛況な様子をリポートしていた。さらに番組では、ぽっちゃり女子と出会えるパーティーの主催者に話を聞き、「募集をかけるとすぐに女子の応募が殺到する」ということを伝えていた。
そんな番組にゲストとして出演した西川貴教(42)も「ぽっちゃり好き」を宣言。鶏がら女よりコブタ女のほうが好きだと言っていた。西川といえば、先日、モデルの菜々緒(24)との交際破局が報じられたばかり。そんな経緯もあって、周りのぽっちゃり女芸人たちからは、「だからかぁ~」「そもそもタイプじゃなかったんだ」と言われ、ぐうの音も出ない様子だった。
また、西川は、「この中で付き合うなら誰?」とコブタちゃんメンバーに聞かれると柳原を指名。逆に「絶対に嫌なのは誰?」という質問では、「セックスが想像できない」「ぶつかり稽古になってしまう」との理由でハリセンボンの近藤春菜(30)と答えていた。ぽっちゃり好きを公言しながら、付き合えないと言われた春菜は、悔し紛れに「お前のこと1回どっかで勃たせてやるからな」と暴言を吐くも、ショックを受けている様子だった。
この“ぽっちゃりブーム”の真相について同番組では、「女性には到来しているものの、男性にはまだまだ」と結論付けている。やはり、男性のデブ専というのは、まだまだ少数派であるということだった。番組の中で西川は「あんまり細すぎる女性は魅力を感じない」と言っていたものの、実際の元カノはスレンダーボディの代表者であるような菜々緒。男の本音というものが、ここに隠されているのかもしれない。
同番組にも出演し、雑誌『la farfa』でモデルを務めている渡辺直美(25)には、「面白い」や「楽しい」といったイメージのほかに、「セクシー」や「可愛い」といった評価もあるという。確かに、愛らしい笑顔には心癒される。しかし、そんな体重95kgの彼女がストライクだという男性というのは、かなりの少数派だろう。ぽっちゃりブームというのは、やはり女性同士の中で盛り上がっているものなのかもしれない。春菜と菜々緒を選べというのなら答えは明白だ。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)