米倉涼子の主演ドラマがAVと酷似!? パクリ疑惑にまで発展

yonekura0412main.jpg※画像:日本テレビ系『35歳の高校生』より

 女優の米倉涼子(37)が主演する連続ドラマ『35歳の高校生』(日本テレビ系)が13日からスタートする。このドラマは、全日制の一般公立高校に生徒として編入した米倉演じる35歳の謎多き女性・馬場亜矢子が、イジメや不登校など現代の教育問題を解決していく社会派学園ドラマ。「スクールカースト」という生徒間のヒエラルキーや、休み時間にトイレの個室にこもって一人でご飯を食べる「便所飯」などといった近年話題のキーワードを取り上げており、リアルな学校問題の描写が注目点となっている。また、実年齢37歳の米倉が、10代の生徒役の共演者たちと同じミニスカ・ブレザーの制服を身にまとい、授業はもちろんのこと宿題や体育までこなす姿も一つの見どころだ。

 米倉といえば、昨年放送された連続ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)が平均視聴率19.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区=以下同)、最終回は24.4%をマーク。同年暮れに放送された松本清張原作のスペシャルドラマ『熱い空気』(テレビ朝日系)も平均視聴率18.6%を記録し、業界からは“新・視聴率女王”の呼び声も上がっている。今回の主演作も放送前から話題を呼んでいるが、一部ネット上で「ある作品と設定が酷似している」「パクリなのでは」と指摘され、それが海外ニュースサイトでも報じられるという意外な展開を見せている。

 その作品とは…驚くことにAV。09年に発売された『35歳の高校2年生 北条麻妃のいやらしい体に親子ほど年の離れた男子高校生が群がる』(SODクリエイト)だというのだ。35歳の熟女が高校に入学するという根本的な設定は、確かに米倉の『35歳の高校生』と全く同じ。年下のクラスメートたちに馴染めず、摩擦が起きてしまうという展開も似ている。もちろん、米倉のドラマはあくまで社会派であり、AVの方は主人公の熟れた肉体に若い男子生徒たちが欲情し、女子生徒も混じってクラスメートから性的な辱めを受けるという全く違ったストーリーなのだが…。

「確かにAVは3年以上前に発売されており、米倉のドラマがプロットをパクったという見方もできるかもしませんが…。しかし、これは単なる偶然の一致でしょう。35歳の女性が高校に入学するという基本設定は同じですが、主人公の性格やストーリー展開は全く違いますし、AVに影響されたお色気要素がドラマにあるわけでもない。それよりも、同じ日テレで06年に放送された長瀬智也主演の『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』と今回のドラマの類似が気になります」(芸能ライター)

 同名の韓国映画をリメイクした『マイ☆ボス~』は、長瀬演じる27歳の暴力団の跡取り息子が、父親から組を継ぐ条件として「高校卒業」を言い渡され、年齢を偽って高校3年生として編入するというストーリー。だが、基本設定こそ似ているものの、こちらはコメディ仕立てになっており、完全なパクリとまでは断言できないだろう。また、昨年放送された榮倉奈々主演の『黒の女教師』(TBS系)との類似も指摘されており、年上の女性が学校問題の数々を破天荒な手段で解決していくという意味では、こちらの方が近いかもしれない。同ドラマで生徒役として出演した複数の若手俳優たちが『35歳の高校生』でも同じく生徒役で似たような役どころを演じることも、類似性を高めているようだ。

「一つの作品ではなく近年ヒットした『マイ☆ボス~』『黒の女教師』など複数の学園ドラマを参考にしたという感じでしょうね。そういう意味ではドラマ自体に目新しさはありませんが、陰湿なクラス問題を型破りな手段で痛快に解決するという、鉄板で視聴者にウケるストーリーといえます」(テレビ誌編集者)

 もう一つ、このドラマには業界ならではの注目点もあるようだ。

「芸能界では、学園ドラマでイジメられっ子を演じた女優はブレイクするというジンクスがあります。過去には堀北真希や北乃きい、志田未来などがイジメられ役をステップにしてブレイクを果たしましたが、今回のドラマでは一人で『便所飯』をしている地味なイジメられっ子役の広瀬アリス(18)が該当する。広瀬は同じ事務所の北乃の後輩に当たり、事務所側は日テレと連携して今回のドラマでブレイクを狙っているようです」(芸能関係者)

 放送前から様々な意味で話題になっている米倉の新ドラマ。新視聴率女王・米倉の活躍に期待すると同時に、個性的なイケメン・美女ぞろいの生徒役からの新たなスターの誕生も楽しみにしたいところだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

men's Pick Up