テレビ朝日系の情報番組『ワイド!スクランブル』に出演し、洗脳騒動の“真相”をブチ撒けたオセロの中島知子(41)。先月29日と1日の2回にわたって中島は同番組にインタビュー出演し、年収約7,000万円と貯金があったにもかかわらず家賃滞納するほどになった浪費癖について「税金対策だった」などと説明。経費として計上することを考えて、高級車や衣装などを頻繁に購入し、「服に一度で350万円くらい使った」と語った。
現金がない時には、常に行動を共にしていた元占い師の女性から借りることもしばしばだったという。その額は数百万円にまで膨らみ、彼女と同居して家賃で返済していくに至ったという。しかし、それだけでは追い付かず、元占い師の親族も呼び寄せて同じマンションに住まわせた。この頃、中島は激太りした姿などを週刊誌に掲載され、人目を避けるようになったため、占い師の親族に買い物などを手伝ってもらっていたという。
マンション籠城に至る原因となった突然の休養に関しては、仕事上のことで事務所と話が合わなくなったことと、相方の松嶋尚美(41)がコンビであるにもかかわらず一人だけ独立したことを挙げている。それをきっかけに、仕事や自分のことを考える時間がほしくなり、強引に休業を発表したようだ。
様々な波紋を呼んでいるインタビューだが、この番組出演は事務所に無断だったらしく、周囲から猛烈な批判が起きている。中島は「所属事務所を辞めた」とスポーツ紙のインタビューで語っていたが、当の事務所「松竹芸能」はこれを否定。同事務所は中島からの契約解除の申し出があったことは認めつつ、「肉体的および精神的な健康状態が、芸能活動を行う上で、万全でないと見受けられた」ことから、いまだ継続的なサポートが必要であると判断し、契約解除に関して再考を促していたという。中島の番組出演も知らされていなかったらしく、「事実と異なる発言が少なからず見受けられたことは、極めて遺憾」とコメントしている。
同じ松竹芸能に所属する先輩の笑福亭鶴瓶(62)は「(洗脳は)解けてないて、あんなん」「まだ(テレビに)出したらいかんわ」と発言。同じく先輩であるTKOの木下隆行(41)も、中島の“奪還”後に復帰に備えて事務所マネジャーが尽力していたことを明かし、「(事務所に対して)何もなしに、それ全部飛ばしていきなり出演するのは…」と怒りをあらわにしている。
久々にテレビカメラの前に姿を現したものの、世話になった事務所や先輩たちから総スカンを食っている中島。騒動の原因が占い師であれ彼女自身であれ、テレビ復帰するのであれば、迷惑を掛けた事務所に筋を通すのが道理。この独断先行ぶりは批判されるのも仕方ないところだ。だが、その一方で中島に同情する声もある。
「中島は自身が語っているように、洗脳されてはいなかったようです。だが、精神的な問題を抱えており、それが異常な言動につながっている。彼女が精神を病んだのは、男と相方に原因があるようです。それを考えると、彼女を批判するのは可哀想な気もしますね」(芸能関係者)
テレビのインタビューの際、中島は松嶋の独立に不満があったかのような発言をしており、それが休業の原因の一つになったことをにおわせた。だが、メディアに直撃された松嶋は自身の独立に関して「2人で直接会って話して決めたことだから」「(独立を誘ったが)彼女は自分で残ると言った」と説明している。
「約8年前、中島は2年近く交際して結婚寸前までいったイケメン俳優Tと破局しました。その2年後、Tは子連れの元グラドルとデキ婚。中島にしてみれば『なぜ自分を選んでくれなかったのか』と思うのは当然です。Tのデキ婚を知ってから、中島は精神のバランスを大きく崩すようになってしまった。周囲は腫れ物に触るように彼女を気遣っていましたが、松嶋はスタッフたちの前で空気を読まずにアッケラカンと『Tくんが結婚してショックなん?』と中島に言い放った。それから、中島が松嶋を嫌うようになり、コンビの不仲が深刻化。そんな状態で松嶋が一緒に独立しようと誘っても、断られるに決まっています。いわば、自分の独立を言葉の上で中島に承諾させるための誘いでしかなかった」(前同)
松嶋の独立は、ピンの仕事は個人事務所、オセロでの仕事は松竹芸能がマネジメントする形になった。独立した松嶋を松竹芸能がサポートし続けることになり、松嶋が松竹の先輩・鶴瓶と共演している『きらきらアフロ』(テレビ東京系)も継続。この松嶋に対する優遇ぶりによって、中島は事務所にも不信感を抱くようになったようだ。
結婚寸前でイケメン俳優に捨てられ、相方・松嶋とも不仲になり、事務所も信用できなくなった中島。この精神的ダメージを紛らわそうとしたのか、中島はTのデキ婚直後から大物歌手Iとの不倫にのめり込むようになった。中島は奥さんと別れて結婚してほしいとIに懇願したが、交際は火遊びの域から出ることはなく、09年ごろに破局。二度も続けて男に弄ばれた中島は精神的に疲弊し、周囲に異常な態度や言動を見せるようになり、唯一信用できる友人である占い師への依存を深めていくことになった。
これだけ恋人や相方とのトラブルが重なったのあれば、精神が不安定になるのも仕方ないところだ。いずれにせよ、彼女は活動再開を焦るべきではなく、十分に休養して周囲のサポートを受けながらゆっくりと復帰を目指すべきだろう。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)