──セックスに対する興味もあったのですか?
「性欲はそこまで強くないので、変わったことがしたいとは思っていませんでしたが、私、好きな男の人には何を言われても従ってしまう性格なんです。高校生の時に付き合っていた彼に、初めて変わったプレイを求められて凄くドキドキしたんです。だから、自覚はしてないけど、刺激的なことが好きなのかも…」
──その変わったプレイとは?
「パイパンにしたことと、窓を開け放ってエッチしたこと。その彼が学生マンションに住んでいたので、周りがすべて学生なんですよ。だからバレたら凄いことになるって分かっていたんですけど、スリルがたまらなくって。窓の外にオジサンが歩いてるのが見えた時が一番興奮しました」
──その頃、芸能活動をしていたのでは?
「はい。親からは恋愛禁止だと言われていたので、中学までは誰とも付き合ったらいけないんだって思っていたんですけど、高校生になったら、周りの監視も緩くなってきたので隠れて交際しちゃいました(笑)」
──そのスリルも楽しんでいたとか?
「それはどうでしょうね。でも、17歳で初体験してからは自分でも変わったと思います。常に恋愛をしていないといられなくなったんです」
──では、今も彼氏がいるの?
「さすがに今はいません。それに、常に彼氏が傍にいないとダメというわけではないんです。好きな人が常にいないとイヤで、よく一目ぼれをしちゃうんですよ。震災があった日も一目惚れしちゃったんですよね。お菓子屋さんにいたんですけど、お店の中で待機中に一緒にいた男の人に一目惚れしちゃって、8時間後には付き合ってました。地震があって人肌恋しくなってしまったのと、顔がタイプだったんです。今、思い出しても地震がなかったら付き合っていなかっただろうなって思います。私、これまで付き合った彼氏は全員一目惚れなんです」
──一目惚れした相手と100%付き合えるなんてスゴイですね。好きになったらどうやって告白するの?
「告白はしません。自分から告白するのは良くないって思ってるので、告白してもらえるように仕向けます。女って、追いかけるより追われていた方が幸せかなって思っているので。なので、ピタッてくっついてみて脈がありそうなら傍にいて、ダメだと思ったら身を引くんです。かまってちゃんなので、構ってくれない人は一気に冷めるんです」
──一目惚れする基準は?
「胃下垂で、鼻が高くてシュッとしてて、黒い服とダメージジーンズが似合って、色が白くて、細くて、冷たそうな顔なのにニキビとかぽつっとできてる人。私はかっこいいと思うんですけど、一般的にイケメンというわけじゃないかも。男の趣味が悪いとよく友達に言われてしまうので(苦笑)」
──見かけは癒し系なのに、実はかなり情熱的な女性なんですね。
「私、付き合った彼は洗脳しちゃうんです。『世の中に女は私しかいないよね』とか言ったり、『私と出会うために生まれたんだよね』とか。他の女の子としゃべったら浮気だって思っているので、ファミレスのウエイトレスさんともめたりもしましたよ」
──え~!?
「笑顔で彼に話しかけてきたので、誘惑してるに違いないって。あと、彼が朝勃ちしてるのを見て、他の女性の夢を見たに違いないって勘違いして喧嘩したこともあります。でも、それだけ彼が好きだったということですよ?」
──ちなみに彼氏がAVを観てたら?
「浮気です!! AVを観て、他の女の子の裸で興奮してたら浮気です。昔から、怪しいなって思った時には、彼のパンツの匂いを嗅いでましたから。変な汁がついていたらもう浮気です。極端な話、私のAVを1人でこっそり観てそういうことしてても浮気です。一緒に観るならいいけど、作品になった時点で小嶋世奈はAV女優ですから、私とは別の女性なんです」
──一緒にいる時はなぜいいの?
「それ観て『可愛いね』とか言って貰えるのは嬉しいじゃないですか。だから、許せます。とにかく私だけみてて欲しくなるんです。今後、彼氏ができたら監禁しちゃうかも(笑)」
──そこまで情熱的だったら、仕事とはいえ、撮影でセックスした相手を好きになったりはしない?
「さすがにお仕事ですから、恋愛に発展することはないです。今のところ、私と小嶋世奈は別人なんですよね。今後、変わっていくのかもしれないし、ずっと変わらないんじゃないかとも思いますけど…」
──では、AV女優【小嶋世奈】として、AV界で頑張っていきたいという意志はありますか?
「自分が納得できるまで続けようって思っています。ただ、芸能界とは別の意味で厳しい世界ですからね。可愛い女の子もたくさんいますし、応援してもらえないと続けられないし。だから、いただいた仕事とを精一杯やりたいと思っています」
──今後やってみたいことは?
「詳しくないので、具体的な名前までは分かりませんが、いろんな経験はしたいです。これまでの経験を活かしてドラマものとかもいいですね。あとは、コスプレが好きなので、巫女さんとかやってみたいです。グラビアアイドル時代は女子校生の恰好が多かったので、職業系の衣装に憧れがあるんです。この前のイベントで初めてバドガールの衣装を着せてもらったんですけど、嬉しかったですね。綺麗な衣装を身に着けるとテンションがあがるんです」
──逆に絶対に解禁したくないNG事項はある?
「鼻フック。面接をしているときにそういうものがあると知って、家に帰ってから調べてみたら、本当に鼻にフックを引っかけると知ってそれだけは絶対にイヤだって思いました」
──わざわざ調べたんだ?
「はい。私って鼻フェチなんですよ。それで気になってしまって(笑)」
──ハードなプレイは怖くない?
「お仕事で自分で頑張れると思ったことなら挑戦します。この前の撮影で初めてSMをやったんです。縛られて、アナルを玩具で責められて、あと蝋燭も使いました。私の中では、蝋燭は熱いっていうイメージがあって。撮影ではケガをしないように、安全なものを使用してくださっているんですが、「熱いものだ」っていう思い込みがあるからですかね。めちゃめちゃ熱く感じてしまって、凄く泣いてしまったんですよね」
──素晴らしいですね! 素質がある証拠ですよ。
「どうなんでしょう。思い込みが激しいだけかも(笑)」
──他の女の子のAVを観て研究をしましたか?
「S級素人の先輩のひなちゃんの作品は観ました。凄く胸が大きくて綺麗でビックリしましたね。嫉妬はしませんでしたけど、私は別路線で頑張ろうと思いました(笑)」
──将来の夢はなんですか?
「老後を幸せに暮らすこと。大勢の孫に囲まれて最期を迎えるのが理想ですね。そこに行くまでは、いろいろあるかもしれないけど、今はどうなるのか分からないので、なるようになればいいと思ってます」
──最後にメッセージをお願いします。
「こんな私ですが、これから一生懸命頑張っていきますので、応援宜しくお願いします。……はぁ~、長かった(苦笑)」
思わぬ発言の連発に取材陣も驚かされっぱなしに。取材の最後に今日の感想を聞くと「本当に長かったけど楽しかったです。ただ、みんなが『え~!?』って言う度に、私の方が『え~!?』って感じでしたけど」と、最後まで予想できない本音を晒してくれた。
可愛いだけでは生き残れない、そして芸能人という肩書きさえももはや意味をなさないAV戦国時代の真っただ中に誕生した【小嶋世奈】という逸材。発言、行動共にハラハラさせられっぱなしの彼女だが、それゆえに目が離せないのも事実。今後、AV界の常識をひっくりかえす大物女優になるのも夢ではないかも!?
(取材・文=文月みほ/写真=辰巳千恵)
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