加藤綾子アナ「フリー転身に色気?」発言と局との駆け引き

kato0326.jpg※イメージ画像:加藤綾子ブログ「あやこ風」より

 昨年末オリコンの「好きな女子アナウンサー」ランキングでV2を達成し、週刊誌に掲載された潜在視聴率ランキングでも女子アナ部門でトップに輝いたフジテレビの加藤綾子アナ。しかしながら、先日発売された「週刊文春」(文藝春秋)の「好きな女子アナ」ランキングでは昨年の1位を守れず、テレビ東京の大江麻理子アナに1票差で惜敗。「嫌いな女子アナ」ランキングでは6位から4位にランクアップするなど、人気に翳りが見えているともいえる。

 とはいえ、そのルックスやタレント性の高さから、かねてよりフリー転向がささやかれている加藤。一部ではフジテレビが引き止めのために上級主任に抜擢、年収は3,000万円を保証するとも伝えられた。そんな加藤が、25日に放送されたトークバラエティ『みんなの声3』(フジテレビ系)に生野陽子、三田友梨佳、高橋真麻らとともに出演。ロンドンブーツ1号2号の田村淳や平成ノブシコブシの吉村崇などのMC陣が、視聴者が聞きたいギリギリの質問を投げかけるという同番組で、話は当然フリー転身にも及んだ。

 「いつフリーに?」という質問に対しては「考えてないですよ」と答えたものの、番組内で発表された「フリーに転身しそうな女子アナ」ランキングでは堂々のトップに輝いた加藤。「今の収入の何倍だったら考える?」という質問に対して「倍でいいです」と即答。そこに深い意味はないようで「単純に、今の給料が倍になったらうれしくないですか?」と答えていた。

「一時は年収1,700万円とも報じられましたが、実際は多く見積もっても1,200万円。だとすれば、2倍で2,400万くらいがリアルな数字でしょう。番組内では『今の仕事量をフリーでやったら20倍はいける』といわれて驚いていましたが、フリーになった高島彩の推定年収が2億円といわれていますから、あながち不可能ではないでしょうね。加藤であればCMも相当決まるでしょうから。それより、この発言でフジテレビ幹部は戦々恐々としていると思いますよ。ただでさえ、稼働率ナンバーワンの加藤は正月番組40本を超えたときに『なんで他にヒマそうな人がいるのに、私がやらなきゃいけないのよ!?』とブチギレているとも言われましたからね」(芸能ライター)

 番組では、MCの一人である吉村がアナウンス室長の牧原俊幸アナに直撃。加藤のフリー転身について触れると、牧原アナは「(引き止めは)もちろん」と前置きしたうえで「お金で解決ということではない」と説明。涙目で「辞めないよね?」「苦しかったら言ってください」「仕事(のスケジュールは)緩和しますから」とカメラに向かって語りかける場面もあった。

「わざわざ名指しで一社員の動向を話題にするくらい、カトパンのフリー引き止めはいまや社にとっては大命題なんでしょうね。加藤は、上級主任抜擢や年収3,000万円の話も週刊誌で初めて知ったと言っていましたが、フリーになれば2倍になることぐらいはわかっているでしょう。以前は高島彩と中野美奈子にフリー転身について相談しているともいわれていましたから。そういったことも踏まえて、牽制の意味も込めての発言だったのでは。しかし、逆に局側からすれば、あえてこういった発言を自社から発信することで、カトパンとの良好な関係をアピールしたいというのがあるんでしょう。どちらにせよ、局と加藤の駆け引きは、しばらく続くでしょうね」(同)

 番組内では、恋愛に関する質問を軽やかにかわし田村淳に「女子アナ界の諸葛孔明」ともいわれた加藤。過去に六本木のキャバクラで働いていたというウワサや、志村けんなど大物芸人のお気に入りと報じられるなど“人心掌握に長けた策士”という部分を淳は暗に伝えたかったのかもしれないが…。今後、加藤がどんな策を弄し女子アナ界を制していくのか、気になるところだ。
(文=津本ひろとし)

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